HEART テンプレート
ユーザー体験の全体像を視覚化するのに、このテンプレートが活躍します。
HEART テンプレートについて
HEART フレームワークとは?
ユーザーエクスペリエンスチームにとって、成功に向けて有効な指標を開発することは時に困難を伴います。大企業のチームにとってはまさにその通りです。ユーザー体験を小規模に測定するには、ユーザーを観察するだけで良く、アンケート調査、聞き取り調査、フォーカスグループを行います。会社の規模が大きくなるとこの方法は通用しません。
そこで Google は、HEART フレームワークを開発しました。HEART フレームワークは、ユーザー中心の指標を提供し、ユーザー体験を大規模に測定できます。そして、製品開発のライフサイクルを通じて、これらの指標を活用することができます。HEART フレームワークは、特に大規模な測定のために設計されましたが、同じ原則が小規模な測定でも機能します。
HEART は何の略ですか?
HEART は、Happiness(幸福)、Engagement(エンゲージメント)、Adoption(採用)、Retention(継続)、Task Success(タスクの成功)の略です。Happiness(幸福)は、態度や満足度を表す指標で、多くの場合、何らかのユーザー調査によって測定されます。Engagement(エンゲージメント)は、ユーザーが自分の意志でどれだけ製品に関わったかを測定し、製品に応じて異なる指標が使用されます。Adoption(採用)は、長期間にわたって獲得した新規ユーザーの数です。Retention(継続)は、顧客を維持できた時間を測定します。Task Success(タスクの成功)は、タスクの完了にかかる時間や、一度開始したタスクの成功率で測定できます。
HEART モデルの作り方
ステップ 1
HEART モデルは、Happiness(幸福)、Engagement(エンゲージメント)、Adoption(採用)、Retention(継続)、Task Success(タスクの成功)の 5 つの指標を使用します。しかし、すべてのプロジェクトでその 5 つが必要なわけではありません。まずは、プロジェクトに最も有効な指標を選ぶことから始めましょう。
ステップ 2
HEART モデルの Y 軸には、5 つの指標が配置されます。X 軸には、目標、シグナル、指標が配置されます。それぞれを記入する準備をします。
ステップ 3
「幸福」を記入します。「幸福」ではユーザーの満足度を計測します。通常アンケートを使用してユーザー満足度を測ります。
ステップ 4
「エンゲージメント」を記入します。「エンゲージメント」では、ユーザーが製品やサービスを利用した頻度を計測します。定期的な製品の利用頻度、利用期間、利用強度の把握につながります。
ステップ 5
「採用」を記入します。「採用」は、一定期間内に製品やサービスを利用した新規ユーザーの数です。この指標は、新ビジネスの顧客獲得状況を把握するのに有効です。
ステップ 6
「継続」を記入します。一方、「継続」は、一定期間どれだけの顧客を維持できたかを計測します。ある期間で顧客が大幅に減少している場合、他の時間軸を調査して、どのような UX の問題が解約につながるかを確認することをお勧めします。
ステップ 7
「タスクの成功」を記入します。「タスクの成功」の計測方法はチームによって異なります。あるチームは、ユーザーが特定のタスクに費やした時間を調査します。特定のタスクを完了したユーザーの割合を分析することもあります。
HEART モデルの活用方法
HEART モデルは、一般的に大規模なプロジェクトの測定に使用されますが、小規模なプロジェクトにも使用できます。大規模なプロジェクトで使用したモデルを小規模なプロジェクトで使用するには、測定する指標の詳細やデータの収集方法を少し調整するだけでよいでしょう。
What are UX frameworks?
A UX framework is a set of assumptions and steps a team can use to build a user experience. UX frameworks such as HEART also monitor and refine user reactions to a product once it’s already out in the world.
What is a KPI in UX design?
A KPI, or key performance indicator, is a measurable variable a UX team can use to determine how their user interface is performing with customers. In the HEART framework, it’s called a metric. Examples include monthly active users and time to complete tasks.
What is UX tracking?
UX tracking is the act of using tools to follow how users interact with your product. It encompasses a wide range of technology, including website analytics, click-tracking, and A/B testing apps.
How do you use the HEART framework?
The easiest way is to use this free template. Alternatively, create a table and label one axis with Happiness, Engagement, Adoption, Retention, and Task Success. Label the other axis with Goals, Signals, and Metrics. Then, work with your UX team to fill in each cell.
システム要件定義書テンプレート
活躍するシチュエーション:
製品開発, システム開発, ソフトウェア開発
Miro のシステム要件定義書テンプレートを使用して、システム開発プロセスを効率化しましょう。
逆向き解決法用テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Strategic Planning, Product Management
Amazon は、顧客中心主義を賞賛するという重要な原則に基づいて、逆向き解決法を開発しました。逆向き解決法は、詳細なローロードマップがない製品について考えるためのフレームワークです。プロダクトチームは、お客様の思い描くイメージから製品の発売まで、真に役立つ方法で逆向きに取り組んでいきます。この方法では、新製品や新機能のアイデアを思い付いたメンバーが、その目的をできるだけ明確にする必要があります。アイデアに関するプレゼンテーションで組織のリーダーの賛同を得ることができれば、次のステップとして製品や機能の発売に必要なもののマッピングをチームで行いましょう。
学習と振り返りテンプレート
活躍するシチュエーション:
Education, Meetings
学習と振り返りテンプレートは、反省と改善のための場を作るツールです。学生の皆さんが、授業からの重要な学びと最も関心を持ったトピックを評価できます。教師は生徒の学習と振り返りを受け取ることで、学習と教育の指導方法を改善する機会を得ることができます。学習と振り返りテンプレートは、教育の過程を円滑に進めるのに役立ち、簡単で使いやすいツールです。
コミュニケーションプランテンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト管理, プロジェクト計画, マーケティング
Miroのコミュニケーション計画テンプレートを活用して、ターゲットオーディエンスに対して明確で目を引くメッセージの構成を考え、発信の計画を立てましょう。このページではコミュニケーションプランの作り方もご紹介しています。
デザインスプリントキットテンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, UX デザイン, スプリントプランニング
適切に焦点を絞った戦略的なアプローチを用いれば、わずか 5 日で最大の製品課題に取り組むことができます。これは、デザインスプリント手法の考え方です。このデザインスプリントキットは、ブルーラベルラボのターニャ・ジュネル氏によって作成され、デザインスプリントのコラボレーション活動や投票をサポートする軽量テンプレートを提供し、セッションで発揮されたエネルギー、チーム精神、勢いを維持します。バーチャルスプリント用品や用意されたホワイトボードを使用すれば、このキットは、特にリモートでのデザインスプリント ファシリテーターに役立ちます。
状況報告書テンプレート
活躍するシチュエーション:
戦略プランニング, ドキュメンテーション, プロジェクト管理
状況報告書レポートは、ある時点の進捗状況のスナップショットを提供します。複数のイベントを含んだプロジェクトのマップ化が必要なプロジェクト、チーム、状況ではステータスレポートが有効です。プロジェクトマネージャーであれば、この報告書を使ってプロジェクトのタイムラインを記録することができます。理想的には、プロジェクト関係者が、状況報告書を見て「自分たちがどこにいて、どうやってここまで来たのか」という問いに答えられるようになることです。このテンプレートは、予測される計画や結果に対するプロジェクトの進捗状況を要約する際の出発点としてご利用ください。