チームビルディングをうまく進めている5つのお客様の事例
公開日 2023年12月13日 最終更新日 2023年12月14日
忙しい毎日。チームでお互いの力を出し合うほうが無駄が減り、楽になることはあるはずです。とはいえ、出社でも在宅勤務でも、自分が思っている以上に意図的にその機会を作らないと、まずはチームのお互いを知ることさえ意外と難しいものです。Miroのお客様は、チームが緩く繋がる仕組みを日常に取り入れて、組織の結束を強めているようです。
5つの事例を見てみましょう。
発言しない人が、発言せずに声を発する仕組み
NEC様でアジャイル開発のコンサルティングをされているチームでは、議論はMiroで、タスク管理はJiraと、それぞれのツールの特徴を踏まえて上手にツールを使い分けされています。議論の場では、「言葉を発することをためらう人」が参加できるように、Miro上でオブジェクトやマウスカーソルを動かすだけで済む意思表示の方法を工夫しているそうです。
例えば、ある機能を作るのにどれくらいの工数がかかりそうか自分の考えを示すプランニングポーカーというやり方があります。ここでは、あらかじめ数字が書かれた付箋のうえにマウスカーソルを動かすことで意思表示をします。また、説明の理解が追いついていない場合などに、「分からなかった。もう一度説明して欲しい。」とはなかなか言いづらい人もいます。そんな人のために、予め「理解できた」「もう少し!」といったコーナーを設けておき、ドットシールをどちらかに動かすだけで済むようにしているそうです。無記名ですし、これなら安心して意思表示できそうですね。
ドットシールは、○×クイズのアイスブレークなどにも便利そうです。
詳しくは、NECがコロナ禍前より洗練されたアジャイル開発を実現した工夫とはをご覧ください。
ファシリテーションを実践したい人が経験を積める仕組み
コドモン様は、社内でファシリテーションに興味がある社員はファシリテーションに関する書籍を読んだうえで、他所のチームのふりかえりにファシリテーターとして参加して実践を積める仕組みにしています。他所のチームに招集されたファシリテーターは、参加者全員が一度は声を発するアイスブレイクを実施するのがルールです。
この枠組み、一気にたくさんのチームの習慣を改善できる素敵なアイディアだと思いませんか?
「ふりかえり」は、決してアジャイル開発チームだけのものではありません。もしあなたが週次のチームミーティングをしていたら、スプリントは1週間でも2週間でも好きに選んで構わないので、ぜひもう1チーム巻き込んで、持ち回りで飛び入りファシリテーターをやってみませんか。きっと組織を越えたコラボレーションはこんなところから生まれていきます。
詳しくは、「子どもを育てる環境をよくしたい」日本の重要課題を紐解くコドモンがMiroを手放さない理由をご覧ください。
全社的に「0.5」と定義して浸透させる
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ様は、自らをプロのファシリテーション集団と定義して、 仕事に限らず日常のさりげないシーンでファシリテーションに触れる機会をオフィスに仕込んでいます。また、カッチリしたものを作らなくても「社員がアイデアを出し切る」というゴールが達成できることが大切と、あえて「緩さ」を1までいかない0.5と定義して全社的に浸透させています。
オフィスを歩き回るときに、ふらりと通りかかったらちょっとした質問が書かれていて、1分立ち止まって自分の個性を表現できる(例えば、お酒はワインが好きで、静かに少人数で飲みたい、といった好みなど)といったオフィスを、意思を持って設計されています。そんな仕掛けがあったら出社が楽しくなりそうですね。新規事業等のプロジェクトといった業務を1だとすれば、0.5あたりでも「オンラインで再現できるのはMiro」と、上手にMiroを使われています。
詳しくは、まるで「息をするように」Miroを。プロのファシリテーターはMiroをどう使う?をご覧ください。
前向きにシェアしにくい内容ほどシェアする場所を作る
TIS様のDXクリエイティブデザイン部のチームでは、同じ組織内でも別々のプロジェクトで業務を進めることが多く、チームビルディングにはなかなか難しい環境にありながら社内の働きがい調査で高い満足度を得ているそうです。工夫として、その人の価値観や状態に大きく関わる「楽しかった・楽しくなかった」といった軸でプロジェクトの振り返りをシェアするなど、前向きに話す機会を得にくい内容をMiroでシェアされているそうです。
また、お互いに専門性を高め合うために、自分の持っているスキルやこれから身につけたいスキルについてシェアするワークもあるとのことでした。中途入社のメンバーは尚更ですが、社歴が長い人同士でも、スキル軸で異動前までどんなことをしていたか話す機会、確かになかなかないですよね。そういった内容の提案がチームメンバーのなかから出ているそうで、上長だけでなく、ひとりひとりがチームづくりを大切にしている姿勢が伺えます。
詳しくは、社会に豊かさをもたらす「意味的UX」とは? TISがデザインに注力する理由をご覧ください。
横断チームが組織の課題の定義も解法も担当する
ニコンのデザインセンター様は、ボトムアップでチームビルディングをする文化をうまく形成されています。より快適に働くための空間やコミュニケーションの新しいあり方の検討など、課題の定義や解決を行うグループ横断チームがあり、組織全体ミーティングの議題が早く終りそうな場合に実施するチームビルディングのアクティビティを蓄積しています。余り時間の長さや適切さなどを考慮して、ときにアンケートなども効率よくMiroで実施されているそうです。
ニコン様は、どのチームの方とお会いしても、若いメンバーが力をつけるのを助けたい、次世代の役に立ちたいという意思が感じられます。このインタビューを受けてくださったみなさんもしっかりと課題定義と解決方法の策定、プロジェクト運営とを自分たちで闊達に行われていて、活躍しているのが伝わってきました。活動例のボードイメージもたくさん提供していただいていますので、小さな一歩が出ずに悩んでいる方に、ぜひアイスブレークのネタを盗んでいただきたいです。
詳しくは、ニコンのチームビルディングはなぜうまくいっているのか?デザインセンターでのMiro活用法とはをご覧ください。
お客さまのチームビルディングにMiroがお役に立てていることが光栄です。みなさまも是非。他の事例は、こちらからどうぞ。
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