イノベーションマトリクステンプレート
イノベーションマトリクスを活用し、イノベーション戦略を策定、ビジネスを推進しましょう。
イノベーションマトリクステンプレートについて
ビジネスにおいてのイノベショーションを創出する方法をお探しですか?Miro のイノベーションマトリクステンプレートを使用すれば、ビジネス推進のための道筋を特定し、独自のイノベーション戦略を構築することができます。
ここでは、イノベーションマトリクスとは何か、そしてイノベーションマトリクステンプレートをどのように作成できるかを見ていきましょう。
イノベーションマトリクスとは?
イノベーションマトリクスとは、目標を基準にビジネスを革新する方法を視覚化するためのツールです。
スタートアップ企業やスケールアップ企業に関係なく、このマトリクスを活用すれば、新たなイノベーションの機会を発見することができ、イノベーションマネジメントを簡単に実行することができるようになります。イノベーションマトリクスは、イノベーションプログラムを発足する際のスタート地点としてよく利用され、デザイン思考の手法を用いた戦略がよく用いられます。
マトリクス自体は、テンプレートというよりフレームワークであり、様々なフォーマットが存在します。Miro のイノベーションマトリクステンプレートでは、ブレークスルーイノベーションや、持続的イノベーション、ベーシックリサーチ、ディスラプティブ(破壊的)イノベーションの4つの主要分野に焦点を当てています。これらについては、後で詳しく見ていきましょう。
イノベーションマトリクス活用のメリット
イノベーションマトリクスは、イノベーション戦略においてだけでなく、下記のメリットもイノベーションの創出においてもたらします。
現在のビジネスモデルとプロセスにおける改善点の発見
新製品やサービスの企画
すでに存在する製品やサービスの改善
ビジネスにおける新分野の開拓
ビジネス推進におけるリソース配分の見直しや改善
また、チーム単位でのタスクの進行状況やイノベーションプロセスの効率化にも役立ち、成長や、発展の鍵となる分野の概要をすべて1つのボードで管理することが可能です。
イノベーションマトリクスの作成について
Miro オンラインホワイトボードでは、チームで共有可能なイノベーションマトリクスを簡単に作成することができます。まずは、イノベーションマトリクステンプレートをボードに追加し、下記の簡単なステップに沿って作成・編集しましょう。
ステップ1:ビジネスの成長分野や新しいアイデアを発見するために「アイデア出し」から始めましょう。「アイデア出し」はブレインストーミング法の一種であり、ボード上にすべてのアイデアを追加し、イノベーションへのロードマップ作成に活用しましょう。
まず初めに、現在のビジネスモデルにおいて特に力を入れたい分野はあるか確認してみましょう。この情報をもとにアイデアを出し、練り上げれば、より焦点を絞ったマトリクスができあがることでしょう。
ステップ2:力を入れたい分野がわかった後は、マトリクス内でアイデアをカテゴリー別に分類していきましょう。上記でも少し説明した通り、Miro のイノベーションマトリクステンプレートは、ブレークスルーイノベーション、持続的イノベーション、ベーシックリサーチ、ディスラプティブ(破壊的)イノベーション(別称:ラディカルイノベーション)の4つの要素から構成されています。
アイデアをカテゴリー別にマトリクスに配置していきましょう。例えば、マーケットにまだ全く浸透していない革新的なアイデアを思いついた場合「ディスラプティブ(破壊的)イノベーション」のセクションにそのアイデアを配置しましょう。
ステップ3:次に、マトリクスを全体的に見直し、成長機会が最も大きな分野を特定しましょう。特定の際には、どのアイデアが最も効果的な結果を生むか、それを実現するためにどのようなリソースが必要かを把握することが大切です。
マトリクスの下半分は、すぐに成果が得られるものを示しており、残り半分は、実現までに多くの時間や資源が必要になるものを表しています。マトリクス上部に設置されているアイデアは、ビジネスに大きな革新をもたらし、ビジネスをさらに推進する戦略などで構成されています。
ステップ4:最後に、マトリクスから集めたすべての情報をもとに、イノベーション戦略を策定しましょう。イノベーション戦略では、設定した目標と測定基準、行動計画、そしてこの戦略においてのイノベーションがどのようにビジネスを推進するのかを説明しましょう。
イノベーションマトリクスの例
多くのビジネスでは、1つの製品だけでは持続的に利益を上げることはできません。例えば、Amazon では、オンラインショッピングサービスに加えて、オンラインストリーミングサイト「Amazon Prime(プライム・ビデオ)」を他のサービスとして提供しています。
同じような例を使って、イノベーションマトリクスを例示してみましょう。ここでは、製品開発においてのイノベーションマトリクスの活用事例を見てみます。
ブレークスルーイノベーション:常に変化する顧客ニーズに柔軟に対応するために、製品ラインナップを拡大しましょう。これに関する情報は、マトリクスの左上に設置されます。
持続的イノベーション: マトリクスの右上のセクションに「持続的イノベーション」のカテゴリーがあります。このセクションには、競争要素があり、市場とのギャップを埋める新製品を記入しましょう。
ベーシックリサーチ:マトリクスの左下には、ベーシックリサーチのセクションが存在し、より高い価値を顧客に提供するための小規模かつ、すぐに実施可能な製品の改良案が記入されます。
ディスラプティブイノベーション: マトリクスの右下には、業界のトレンドに影響を及ぼし、まったく新しい市場を創造し得る可能性のあるアイデアや新製品が記入されます。
これは、製品開発マトリクスでも非常にハイレベルなものの例です。自身で作成されるマトリクスでは、発売すべき製品のタイプ、発売方法、クイックウィンの有無などについて、より詳細に説明することができます。
イノベーション・マトリックスの活用目的は?
イノベーションマトリクスは、企業が目標に基づいてさまざまなタイプのイノベーションを識別することに役立ちます。ある事業は製品開発に焦点を当てますが、別の企業は顧客サービスに焦点を当てるため、事業によって異なるイノベーション戦略を策定する必要があります。これらの戦略は、ビジネスがイノベーションプロジェクトで何を達成したいかにより、それを具体化するツールとしてイノベーションマトリクスがあります。
イノベーションマトリクスの種類は?
多数の種類のイノベーションマトリクスが世界には存在します。Miro のイノベーションマトリクステンプレートでは、必要に応じてコメントを追加したり、レイアウトの編集、テキストの更新をいつでも簡単にすることが可能です。
なぜイノベーション戦略が重要?
イノベーション無しでは、どんな企業も生き残ることができません。イノベーション戦力を導入することで、トレンドに適応することができ、常に時代の最先端を行く戦略を実施することが可能になります。変化する顧客ニーズに柔軟に対応し、競合他社に差をつけビジネスを推進させる方法を見つけましょう。
このテンプレートで作業を開始する
ウェブサイト用ワイヤーフレームテンプレート
活躍するシチュエーション:
ワイヤーフレーム, ユーザーエクスペリエンス
ワイヤーフレームは、構造レベルでウェブサイトを設計するツールの 1 つです。ワイヤーフレームは、各ページのインターフェース要素を視覚的に示すためのウェブページの設計図のようなものです。このワイヤーフレームテンプレートを使用すれば、ウェブページで素早く、手軽にイテレーションすることができます。クライアントやチームメンバーなどのプロジェクト関係者とのコラボレーションにワイヤーフレームを活用しましょう。ワイヤフレームを使用すれば、多くの時間やリソースを費やすことなく、プロジェクト関係者と効率的に認識合わせができます。これにより、ユーザーのニーズや期待を確実に満たすことができるウェブサイトの構造やフローを構築することが可能になります。
プロダクトキャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
デスクリサーチ, UX デザイン
プロダクトキャンバスは、製品がどんなもので、戦略的にどのように位置付けられるかを伝える、簡潔でコンテンツが豊富なツールです。プロジェクトキャンバスは、アジャイルと UX を組み合わせることで、ペルソナ、ストーリーボード、シナリオ、デザインスケッチ、その他の UX 成果物でユーザーストーリを補います。プロダクトキャンバスは、プロダクトマネージャーがプロトタイプを定義するのに役立つので、便利です。プロダクトキャンバスの作成は、見込み客、解決する必要がある問題、基本的な製品機能、検討する価値がある高度な機能、競争優位性、製品から得られる顧客の潜在的な利益を判断する上で重要な最初のステップです。
短時間のふりかえりテンプレート
活躍するシチュエーション:
教育, ふりかえり, 会議
ふりかえりテンプレートは、インサイトにあふれた会議、作業の把握、効率的なイテレーションを可能にします。「ふりかえり(レトロスペクティブ)」という言葉は、一般的な「デブリーフィング」や「反省会」よりも表現が中立的なため、最近はより広く使われています。チームによっては、これらの会議を「スプリントのふりかえり」または「イテレーションのふりかえり」、「アジャイルのふりかえり」または「イテレーションのふりかえり」と呼んでいます。スクラムチームにいる、アジャイル手法を使用している、特定のふりかえり手法(喜・怒・哀によるふりかえりなど)を使用している、そのいずれの場合でも、ふりかえりの目標は共通しています。すなわち、うまくいったことや問題の根本的な原因を把握し、次の反復に活かすことが目標です。
顧客接点(タッチポイント)マップテンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Product Management, Mapping
お得意様を引き寄せ、引き留めておくには、顧客のペインポイント、要望、ニーズを理解することから始めなければなりません。顧客接点(タッチポイント)マップは、サービスの登録からサイトの使用、製品の購入まで、顧客がたどる道筋を見える化することで、それを理解するのに役立ちます。また、2 人として全く同じ顧客はいないので、CJM を使用すれば、製品にたどり着くまでの複数の道筋を立てることができます。すぐに、そうした行動を予測し、あらゆるステップで顧客を満足させることができます。
ふりかえり用 4L モデルテンプレート
活躍するシチュエーション:
ふりかえり, 意思決定
さて、今回のスプリントが終わったと仮定しましょう。チームは今回のスプリントで設定した目標に向けて懸命に取り組み、モチベーションも高まっています。完了したスプリントをしっかりとふりかえり、評価してみましょう。うまくいったこと、うまくいかなかったこと、改善できることなどが考えられると思います。このアプローチ(4L は「Liked」「Learned」「Lacked」「Longed」の頭文字を表します)は、感情を省いてプロセスを冷静に振り返る上で非常に有益な方法です。 ふりかえりを行うことにより、信頼を築き、士気を改善し、関わりを増やすことができます。また、今後より生産性を高め成功するために調整を行うこともできます。
BCGマトリクステンプレート
活躍するシチュエーション:
戦略プランニング
ある製品は、相当な収益を上げる「金のなる木」です。また、ある製品は「負け犬」で、吠えることすらありません。他に、「花形」や「クエスチョンマーク」もあります。BCG マトリクスは、ポートフォリオの製品を分析し、それぞれについて「これはビジネス成長を促すだろうか?」「市場のシェアを獲得するだろうか?」「価値はあるか?」という難しい質問を投げかけることで、どの製品をどう定義するかを見極められるようにするために利用します。BCG マトリクスにより、市場での機会を理解し、投資に値する製品はどれなのかを把握できるインサイトが得られます。