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Miroの新入社員研修ホワイトボードはどんな感じ?

公開日 2022年4月29日 最終更新日 2023年2月10日

   【メリット説明つき】人事、研修を企画されるみなさま、Miro入社研修のオンラインホワイトボードをご紹介します。

先日、Miro社内ではこんなアイスブレークをやっています!とシェアしたところ、さすが本家は楽しそう、などのお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございます。

Miro社内のアイスブレークの様子

実はこちら、どなたでも無料で利用できるテンプレートです。

Miroverseと呼ばれるMiroのコミュニティサイトには1,000超の無料テンプレートがあります。

そこでもしかして、新入社員研修をご紹介しても関心を持っていただけるのではないかと思いました。もちろん研修はMiroオンラインホワイトボードで行います(英語だとオンボーディングなので、オンラインホワイトボードでオンボーディングということに)。

ボードそのものは公開できず恐縮なのですが、画像でご紹介させていただきます。

私の入社研修を元にしているため、ところどころで私の私見や体験が入り込みますが、ご容赦ください。

後半では、しっかりMiroオンラインホワイトボードを使う研修を企画する側のメリットを説明していきます。

また、これからMiroへの応募をご検討くださっている方には完全なネタバレとなりますので、ご留意ください。

冒頭で宣伝して恐縮ですが、ミロ・ジャパンでは絶賛、一緒に日本にMiroの価値を伝えてくれるメンバーを募集中です。本当に、しばしばあんなアイスブレークをしている割には、どんな議題もすいすい決まる会議が楽しい会社です。

入社研修の全体像

全体で5セッションあり、1日1セッションずつ開かれます。

1.カルチャーを知り、お互いを知り合う(1hour)

2.行動指針を学び、注力ポイントをまとめる(1hour)

3.良いプロダクトづくりのために(1hour)

4.自己開示ゲーム(1.5hour)

5.振り返り~1か月後研修~(45 minutes)

他に、空き時間で自分だけで進める学習や、CEOとのQ&Aセッションなどもあります。製品について急速に知識をつけなければならない職種は、さらに別のトレーニングもあるそうです。

特徴

・必ずアイスブレークがある

・オンラインなのに座学感ゼロ

・時間あたりの活動が濃密

・一体感がある

・すべてがアクションをともなう

・リアクション量の体感はMiro無し研修の50倍くらい

・振り返りセッションがある

冒頭のアイスブレークの様子で見ていただけるとおり、カラフルなカーソルがわわーっと動いているだけで一緒にいる感があります。

私は入社してまだ1.5ヶ月ですが、ちょっといい話題があればクラッカーだのサムズアップだのハートだのでバンバン賑やかしのリアクションをするような文化なので、ちょっと賑やかせない会議に戻れる気がしません。

1.カルチャーを知り、お互いを知り合う(1hour)

私は何度か転職を経験していますが、このセッションは他社と比べてすごく特徴的なわけではありません。

冒頭で講師紹介、研修をとおして会社のカルチャーを学び同期でネットワーキングすること、研修の全体構成と予定について説明があります。少し違うといえば、製品の機能を軽くいろいろ使って慣れながらいきますよ、ということくらいです。

アイスブレークは、自分の地域周辺の黄色いヘキサゴンのうち好きなものを選んで自己紹介カードを完成させ、その後、3~4人の小グループに分かれて自己紹介しあう、というものです。

私は日本から参加なのでJPACのヘキサゴン(下図参照)を選びましたが、他にEuropeとUSがあります。

カード作成中も「画像ってどうやって貼るんですか?」「いい質問ね!」のようなやりとりがあるくらい、みなさんMiro慣れしていません。

このセッションは、ほぼ全体がアイスブレークのような感じです。

セッション1.自己紹介

尚、日本の私は朝8:00から参加ですが夕方の地域もあります。

ブレイクルームでのグループセッションでは、「夕方から研修って気分出ないよ。」と言う人もいれば、ノリがよい人とは「日本はもう明日にいるってことでしょ?明日ってどうなの笑?」「心配いらないよ、ちゃんと朝が来てるよ。」のような会話をします。

Miroボードに慣れるアクティビティは「自己紹介カードにMiroといえば思い浮かべるイメージをアイコン、絵文字、写真など、ひとつ選んで貼ってね。」というワークで、私のグループでは私ともうひとりが「ハイタッチ!」と答えて「同じだね!」となりました。

会話は、Miroが好きで入った、面接の印象がすごくよかった、といったポジティブな情報に溢れていました。

2.行動指針について学び、注力ポイントをまとめる(1hour)

アイスブレーク1

このセッションでは、冒頭にMiroの操作に慣れるアイスブレーク的なワークがありました。

広大なボードのなかからMiroのロゴマーク型をした絵文字ステッカーの集合体(スイミーを思い出しますね)に移動して、好きな絵文字ステッカーを拾ってきてね、というものです。

分かっていたけど、想定外と申しましょうか。不意をつかれて、ほのかに遠い昔に運動会の借り物競争をしたときの気持ちになりました。開始2分前にギリギリ眉毛を描き終えた日でしたが、完全に目が覚めました。

右下のボードマップを開き、Miroのロゴを探してミッションをこなす

尚、ボード右下のズームイン・アウトがあるメニューをクリックするとアコーディオンが広がりボード全体の地図が表示されますので、効率的に見つけて移動することができます。

アイスブレーク2

次にもうひとつアイスブレークがありまして、こちらは軽いチェックインといった感じで3分くらいだったと思います。今どんな気持ちかを小さな丸シールのようなオブジェクトを動かして表現します。

振り返ると私、10時方向の水色「SAD」にカテゴライズされている「SLEEPY」に入れた気がします。「SAD」にいれた不届き者、2名しかいませんね(笑)。すみません。

チェックイン的なアイスブレーク。右上にテンプレートへのリンクつき

リンクを貼るおしゃれ

この研修ボードの場合は、右上にテンプレートに飛べるリンクがあります。画面ハードコピーと、四角いオブジェクトにリンクを貼ったものを組み合わせただけですが、ちょっと立派に見えますよね。

ボードを作成するときには、こういうちょっとしたおしゃれな心遣いをしなさい、というお手本を兼ねていたように思います。

尚、お察しのとおり、こちらもMiroverseの無料テンプレートです。

どんな企業にも必須でありそうな行動指針を学ぶワーク

行動指針を学ぶといっても、講師の話をじーっと聞いている感じではありません。軽くざざーっと説明はしてくれるのですが、3分もなかったような気がします。

軽く聞いたなと思ったら、はいアクション!という感じです。真ん中の表が、行動指針の説明になっています。

下図の表は、一番左の濃いピンク背景がコアバリューです。右に向かって順に、定義、行動。白背景は行動ランクで、初心者、中級、上級、超上級と4つに分かれています。

行動は4つのコアバリューに対して各1つずつで8つありますので、この8つについて、自分がどのランクにカテゴライズされると思うかを小さい丸シール型オブジェクトでプロットしていきます。

行動指針で自分が今どのくらい出来ているか自己評価をプロットしていく

あとで自分のプロットしたところが分かりにくくならないか?と思うかもしれませんが、各項目けっこう読み込んで、たぶんここかな?と決めていくので分からなくなったりはしません。

表計算でのデータ分析と変わらない意思決定ができないか?

こうしてみると、散布図のようで傾向が分かりやすいですね。表計算ソフトだと数値をグラフに変換するため、データ収集→加工→分析のステップ分の工数が必要ですが、こちらはものの10分程度です。

人事ご担当者などがあとで入社時期毎の社員の自己評価傾向や成長を探るときなどは、このオブジェクトごとグループ化して並べたボードを作ると、HRテックや表計算でのデータ分析と変わらない意思決定が出来るかもしれません。

もしそうだとすれば、飛躍的に素早く低コストな方法だと思います。

大きく間違わない方法を選び、素早く行動して細かい改善を加えていく、オープンでやっていく、という方針であれば、この散布図式ワークは他の場面でも有用だと思います。

時間あたりの成果が濃密

最後は、各自が行動指針表の下にあるネイビー背景のスライドにひとつずつ陣取り、この先自分がどの行動指針に注力し、改善したり成長させたいかを付箋に書き込んでいきます。

単純比較は出来ないのですが、私の経験では同じような内容の研修に丸1~2日かけてくださった企業があったと思います。

もちろん、グループメンバー同士で課題をシェアしたり話し合う時間ももっと多く設けられていたのですが、時間あたりの濃縮度でいうとMiroボードで行うほうが高いと思います。

セッション全体に緩急があり、アイスブレークで小さな山を超え、いちばん重要なところで短距離スプリントで集中するので、終わるとすごく疲れたりしますが、効率的にこなせるなぁという感想です。

このセッションは終了後も、何人かはボードに残っていたようです。

3.良いプロダクトづくりのために(1hour)

最高の顧客体験をシェアし、良いプロダクトづくりのためには深い洞察を得ることが大切だと知るためのセッションです。

チェックインは軽いスキルチェックです。付箋オブジェクトを別の形に変えたり、付箋にタグをつけたりといったワークでした。

ウォームアップは「あなたが今までした最高の顧客体験はなんですか?」というもので、そのあとに小グループに分かれてエピソードを話し、どんなところに感銘を受けたのかをシェアし合いました。

私は航空会社の手違いのお詫びにファーストクラスに交換してもらったことでしたが、GrammarlyやGoogleなどのサービス、ローカルのレストランという人もいました。

興味深かったのは、USからのメンバーがいくつかの商品返却サービスを挙げていたこと。「アメリカのAmazonって、モールとかに持ってって返却できるんだよね?日本には無いんだけど。」と聞いたら、「そうだね便利だよ!」ということでした。

もちろん、Miroという人もいましたよ :-)!

付箋をふんだんに使ったアイディア出し。各3分程度の短距離走で行っていきます。

もしこのような操作をいくつか試したり、みんなで集まってワークする雰囲気や賑やかしを体験してみたい方は、我々のカスタマーサクセスチームが無料60分のハンズオン形式ウェビナーを定期開催しています(2022年4月現在)。

ぜひお気軽にご利用なさってみてください。※小グループに分かれて話したりはしませんのでご安心を。終始声出し不要です。※

次に、どうしたらMiroのお客様に喜んでもらえるか?という考えを付箋にどんどん貼り出していきます。Miroのタイマー機能とBGM機能で3分程度、集中的に行います。

出るアイディアには難しいものはなく、Listen、Ask 5 Whysといった、よくよく考えてみると子供のように無邪気なものですが、自分と似た発想の人はひとめで見つかるので人脈ネットワークを増やすきっかけになりますし、他の人の頭のなかにはびっくりするようなアイディアがあります。

ぱっと目に入ってくる内容から受け取る情報も、そこから広げられる発想の方向性や量も割とすさまじいです。

個人的にはこの方式のアイディア出しには、3つの利点があると思っています。

アイディアはまず「出すことが至上価値」を誰でも体現

対面でもオンラインでも、「ではアイディアを挙げていきましょう」で発言するとき、「バカだと思われたらどうしよう」とか「ちょっと様子を見てからにしよう」という気持ちが先に立ちませんか?

Miroでのアイディア出しは、常によーいドンの短距離走なので、良い意味でアイディアの優劣や戸惑いに囚われている暇はありません。また、Miroの機能もそれが手軽にできるようにチューニングされています。

ファシリテーターの負荷が下がる

意見を聞きたいのに参加者がだんまりな会議のファシリテーター役は本当に大変です。

対面の会議のときは、ドリンクやお菓子持ち込みでカジュアルに、などで工夫することが出来ましたが、それは少し難しい状況になってしまいました。

オンライン会議は終了すると自宅で一人なので、私の場合は、あとから「あぁ、Aさんを指名するの忘れてた!」とか「Bさんの表情が最初から最後まで暗かったのは自分のフリのせいだったかな?」など、自分のスキル不足にフォーカスしすぎてしまっていました。

準備は必要だと思いますが、Miroの機能で定形のやり方に沿って進んでいくと、こんなに楽にアイディアが見える形でデジタルデータに変わっていくのかと、改めてその威力に驚きました。

発言の時間差による出席者同士のマウンティングが起きない

過去のMiroを利用しないグローバルに20~30人集まるようなオンライン会議でも、Miroでのアイディア出し程度には無邪気で積極的な発言はあったと記憶しています。

しかし、だいたい発言メンバーは限られますし、あとで誰かがかかぶせて発言するタイミングによっては、意図するもしないも、出席者にはマウンティングの構図に受け取れてしまうこともありました。

これは発言者本人の意図よりは、音声だけでアイディアを出すことによる、非同期のタイミングによってどうしても生まれてしまうデメリットだと考えています。

オンライン会議だとボディランゲージや表情が読み取りにくいことがコミュニケーションを阻害しているという指摘はおそらく正しいとは思います。

ですが、対面でもオンラインでも、音声ではよーいドンで多数のメッセージを受け取れないことが、人間関係にまで及ぶ誤認を生みやすいのだと思います。

「俺が最初に言ったことなのに、なんでこいつは別の言い方で説明するのにわざわざ時間をかけたんだ?」なんて、内心思ったことはないですか?

この点は、断然、同時スタートが出来るビジュアルコミュニケーションのほうが優れていると考えています。

Miroのアイディア出しであれば、マウンティングどころか同じグルーピングにできるアイディアです。「あ、こいつ俺と考え方が似てる!組んで施策に進められないかな?」となるかもしれません。

そうしたら、きっと川喜田二郎先生(アイディアを書き出した付箋をグルーピングしていくKJ法の考案者)もお喜びです。

グループワークは、インタビューです。

メインコンテンツは、小グループに分かれて、相手に対する発見や洞察を深めるためのワークでした。上図の下半分のピンクが多めのエリアになります。

インタビューする人、される人、記録する人に分かれ、役割を交代しながら童心に帰って質問をしながら相手のことを知ります。

私のグループでは、雨の日って何してるの?シドニーで散歩するならどんなところに行くの?好きな飲物は?ミルク多め?少なめ?といった他愛もないやりとりをしました。さわやかに何でも答えてくれたので、こちらもさわやかな気持ちになりました。

4.自己開示ゲーム(1.5hour)

この日は、全編に渡ってCozy Juicy Realというゲームです。4~5人の小グループに分かれ、自分語りの深度とそのリアクション数の多さでグループ同士の総合得点を競う双六のようなゲームなのですが、自分のカレンダーを見返して、たったの1.5時間だったのに驚きました。

私のなかでは3時間くらいの記憶になっています。

冒頭で説明ビデオをみんなで観て、すぐにゲームに移ります。それぞれ好きなキャラクターを選び、ゴールまでに止まったサークルで、Cozy, Juicy,Realのうち選択できるカードを一枚めくります。

どれを選んでも構わないのですが、Cozyには一番難易度が低い自己開示となる質問が書いてあります(確かEscキーでめくれるようになっていたと思います)。Juicyが中程度、Realが最高難度で、より難しい自己開示をしたほうがチームの総合点数はあがります。

けっこう派手な体裁のMiroボードゲーム

もう全部、なかなかにえぐい質問ばかりだったと思います。

あなたが一番幸せを感じる瞬間はどんなとき?仕事でどうしても譲れない価値観はなに?今までで同僚にされた一番うれしかったことは何?あなたが達成した一番の仕事は何?といったものです。

尚、えぐいの内訳は、すぐにエピソードが思い浮かばない、英語で細かいシチュエーションを簡潔に説明するのが難しい、です。

また、聞き手は、上図の右手にあるような紫色のカードを使います。このカードは、使い切らないとカード1枚につき20点減点されてしまいます。

例えば、仕事でどうしても譲れない価値観を披露してもらったときに、GO DEEPERを発動して、「それが原因で上司や同僚と険悪になったことある?」のような感じでもっと深掘りする質問をしていくと消費できます。

聞くのも話すのも濃い~なぁ、、、と、3時間くらいに感じられたセッションでした。

5. 振り返り~1か月後研修~(45 minutes)

1ヶ月後の短い振り返りセッションです。ジョブ型採用ですし、この頃にはみなさん相当お忙しくしているということもあるでしょう。45分枠でしたが、5分巻きくらいで終わりました。

下図左上のポラロイド写真が並んだ場所に、この1ヶ月で何を学んだかを写真や文字などで各自で書き込んでいきます。そのあと、左下にあるボートの絵には、学びを付箋で貼り付けていきます。ここまでけっこう駆け足です。

そのあとは、3人グループに分かれて、何を学んだかをシェアし合いました。

振り返りセッション

日本では日本市場で起こることが日常トピックスの中心になりがちなのですが、この日のグループセッションのうちひとりは、USのセールスの男性でした。流れるようなトークと学びのシェアで、ずいぶん向き合うことや考えていることが違っていて、新鮮な驚きがありました。

もちろん、すぐに使える無料テンプレートあります。開発スプリントの振り返り用ですが、他の場面でも応用できます。

https://miro.com/miroverse/sailboat-retrospective/

右回りに、太陽あたりが「よかったこと」、その下の岩礁が「将来的なリスク」、錨が沈んでいるところが「手こずった、足を引っ張られたこと」、空に戻って、風は「追い風になったこと」を付箋でペタペタと貼っていきます。

また、研修では利用されませんでしたが、講師のDorothyが公開しているテンプレートもあります。

研修企画者がMiroを使うメリット

研修を企画する人事部や講師などの主催者にとって、Miroを利用するとどんな良いことがあるかをまとめます。

数日分の研修が分散せずひとつのボードに収まる

さて、ここまでご紹介した5つのMiroの新入社員研修セッション、驚くことに全部ひとつのオンラインホワイトボードに収まっています。他社様の新入社員研修ボードも、同様に1枚に収められているようです。

広大なオンラインホワイトボードは一緒に移動できる

ボードのスペースはいくらでも広く使うことができるため、ファシリテーターがどこにいるのか参加者が見失うことがあるかもしれません。

ですがMiroには、ワンクリックでユーザーがファシリテーターがいるところに瞬時に移動する機能や、ファシリテーターが全員を特定の場所に移動させる機能があるので、心配ありません。

この機能によって、ファシリテーターは途中で遅れて入ってきたユーザーがいても必ずしも気遣って案内しなくてすみますし、特に全員の注目が必要なときには全員を移動させる機能を使うことで、思いどおりに参加者を巻き込むタイミングを作ることができます。

Miroは、ファシリテーターも会議に集中し、思い通りにセッションの緩急をコントロールできるように工夫されています。

事前準備の共同作業がしやすい

例えば研修の一部を他部署にお願いする場合、持ち時間や概要が決まれば「ボードのこのへんのスペースに書き込んでください。」とだけお願いすれば済みます。

パワーポイントなどのプレゼンテーションでは別ファイルを別の場所で別の時間でそれぞれに、になってしまうかもしれませんが、Miroでは何も気にせず複数部署の複数人が同時編集して準備を進めることができます。

研修の主催者がたくさんの部署の進み具合や内容を確認する場合、まめな進捗会議や報告をお願いすると全員に負担になり時間を奪うことになりますが、Miroのひとつのボードに集約しておけば、全体の進み具合も内容もざっくり俯瞰ができます。

気になった箇所があればコメントを追加し作成者にメンション通知をすれば済みますし、あとは相手がメールやSlackなどで通知を受け取り必要な修正をするだけです。

振り返りしやすい

どの企業にも、新入社員向けのオンボーディングプロセスのように何度も必ず行う種類のタスクがあると思います。

対象者が変わる度にMiroボードを複製して繰り返し実施することになると思いますが、その際に振り返りがしやすいです。

一般的に研修では、パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトウェアが主に利用されると思います。その場合、受講者がどのようにワークに対応し、どのような質問をしたのかは議事録役が書き込み続けてもしない限り、残りません。

受講者のインタラクティブな情報から振り返りを行うには、おそらく数時間の録画を見返すか、プレゼンテーション資料とは別にアンケートを読み返す必要があるでしょう。

「常に改善していく」ことを中心にデザインできる

一方、Miroの場合には、受講者がワークショップでリアクションしたコメントやグループワークでの成果物などがひとつのボードに記録されており、様々な資料に移動する必要がありません。

研修資料やアンケート、録画と、いろいろなメディアを見なければならないと時間がかかりますし、行き来して細かいタスクスイッチをすると集中力や生産性が落ちてしまいます。

ですがMiroボードであれば一箇所ずつに内容とリアクションがまとまっていますので、流れるように見ていくことで把握が進みます。

研修へのフィードバック、終了後の頭の整理まで完結

尚、Miroの社内研修の場合には、研修の最後に参加者が講師に対するレイティングやフィードバックまでボード上で行うことがあります。

非常にオープンで、かつ、講師にとっては1枚のボードで全てを振り返り、さらに空いたスペースに改善策やTo doを書き込めるのでとても効率的です。

そのままフィードバックが書かれたオブジェクトをボードのどこかにコピーして、グルーピングして整理していくことも簡単です。

また、そのとなりに毎回自分の研修講義の振り返りまでボードに保存するようにすれば、まるで流れるように実施から振り返りまでがひとつのボード上にまとまります。もちろん、振り返りは一人ではなく複数人で行うことも可能です。

このように、繰り返し実施するイテレーティブな企画は、主催者側が「常に改善していく」ことを中心にデザインするのがおすすめです。開催回毎にボードをコピーし、日付や連番で管理すれば、どんどん洗練させていくことができるはずです。

尚、2020年にMiroが実施した顧客生産性調査で86%が会議の生産性があがり、78%が自分自身の生産性があがったと回答しています。

これからは、不確実な変化がより起こりやすくなっていくと言われています。

Miroのオンラインホワイトボードは、インタラクティブにコラボレーションし、失敗しても何度でも細かく改善を続けていくような仕事の進め方に最適です。今までのオフィス向けツールでは、解決できなかった課題に答えていくことが出来ると思います。

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Miroは、組織が生産的に業務を進めるための多くの機能とエンタープライズ水準のセキュリティを備え、グローバルではFortune100企業の99%が採用、7,000万人が利用しています。また、日本ではTOPIX100の60%以上の企業に導入いただき、120万人以上が利用中です。

試験的に導入してみたい、説明を聞いてみたいなどのご要望がありましたら、お気軽にお問合せください。

  • 製品の操作方法やサポート情報は、ヘルプセンターをご利用ください。
  • Miroの障害・メンテナンス情報については、こちらをご確認ください。

Shiono Yuka

Miroのマーケティング部門に所属。事業会社でデジタルマーケティングやプロダクトマネジメントなどを経験してきました。フルリモートで多国籍の開発チームを率いた等身大の苦しみを活かして、Miroのオンラインコラボレーションの魅力を発信していきます。