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働きがいで評判のセールスフォースの新入社員研修とは?

公開日 2022年5月3日 最終更新日 2023年2月10日

働きがいで評判のセールスフォースの新入社員研修とは?

セールスフォースは、従業員にとって働きがいのある企業として常にトップカンパニーであり続けています。

日本においても、Great Place to Work主催の2021年版 日本における「働きがいのある会社」ランキング2位(5回以上選出)、匿名の社員・元社員による職場環境に関する8つの項目で評価したOpenwork AWARD「働きがいのある企業ランキング2022」でも4位となっています。

この記事は、以下の英語記事を参考に、一部を抜粋した形で執筆しています。

https://miro.com/blog/product-vision-for-hybrid-collaboration/

常に働きがいで上位にランクされるセールスフォースのコロナ禍での新入社員研修とその進め方は、どのようなものだったのでしょうか?

2020年。未曽有の危機で急遽、オンライン開催に

米国のセールスフォースで2020年の始めに30~40人の新入社員を迎える対面での大規模イベントを計画していましたが、コロナの影響を受け、オンライン開催に変更することにしました。その際に利用されたのがMiroのオンラインホワイトボードです。

遊びごころいっぱいの、しっかり参加者を巻き込む研修

彼らは、”リモート・フライト・アカデミー”と呼ばれる宇宙をテーマにした広大なMiroボード(冒頭の画像)を準備し、ボードいっぱいに様々なミッションを配置しました。新たにセールスフォースに加わった社員達は、ミッションの数々をこなす度にバッチを獲得し、まるでゲームを楽しむようにチームビルディングを行いました。

ボードには何が書いてある?

Miroは、オンラインでアクセスしたそれぞれのユーザーが、好きな場所をズームイン・ズームアウトすることができます。

小さな文字は読めないほどズームアウトしていますが、ズームインしていくと8つならんでいる白い長方形のスペースには、研修ワークショップの内容が書かれています。

いくつか見える黄色い吹き出しは、ユーザコメントが書かれていることを表しています。この記事はスクリーンショットであるため実際に見ることはできませんが、おそらくそれ以外にも、新入社員がインタラクティブに書き込んだ付箋やリアクションマーク、ワークした内容などが見えるはずです。

入社初日から記憶に残るような体験を

常に世界中から優秀な人材の採用活動を行い、かつ従業員満足を高め続けているセールスフォースのような企業にとって、記憶に残り、魅力的で、再現可能な社員のオンボーディング体験を作り出すことは非常に重要なことです。Miroは、セールスフォースの社員が初日から快適に学び、熱心で協力的なチームを作るための体験に役立てられています。

創業者マーク・ベニオフ氏と周囲にいる人のオープンさ

カスタマーサクセスの他に平等性やサステナビリティでも名前が挙がるセールスフォースですが、マーク・ベニオフ氏が、自分自身のアンコンシャス・バイアスや盲点を正直に公開しているのは印象的です。

セールスフォースの従業員が、人種や民族だけでなく、ジェンダーで過小評価されることがあり同一賃金ではなかったこと。また、それを是正するために大きなコストをかけ改善し続けていること。

マーク・ベニオフ氏が、それらの気づきを得たきっかけに、周囲の人に指摘されて、また、調査の結果が期待と違った、といったエピソードが出てきます。

決して自ら全てに気づいた、ということではなさそうです。

もし過度に権威的な組織であれば、周囲の人が言いにくくて指摘できない、追跡調査はするものの権威が優先されて抜本的な対策がなされない、といったことが起こるでしょう。

Miroが、周囲の声に耳を傾け進化を続けるセールスフォースの組織づくりをサポートできていると嬉しく思います。

研修企画者にもメリットがあるMiroオンラインホワイトボード

Miroは、研修の受講者だけでなく、開催者にも大きなメリットをもたらします。

何時間もの研修の内容は、データが分散することなくひとつのホワイトボードに収まります。それだけでも楽になりますが、その他にも準備から振り返りまでどのように役立てることができるか、以下の記事で詳しくご紹介しています。

また、Miroは、セールスフォースのようにコロナ禍で急激にリモートワークやハイブリッドワークに移行した企業の生産性向上やオープンな組織づくりに特化した機能開発を進めています。詳しくは以下の記事をご参照ください。

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Shiono Yuka

Miroのマーケティング部門に所属。事業会社でデジタルマーケティングやプロダクトマネジメントなどを経験してきました。フルリモートで多国籍の開発チームを率いた等身大の苦しみを活かして、Miroのオンラインコラボレーションの魅力を発信していきます。