プラスデルタテンプレート
活動やイベントの問題点を特定し、改善策を見出しましょう。
プラスデルタテンプレートについて
プラスデルタテンプレートとは?
自分やチームにとって定期的にふりかえりを行うことが重要です。しかし、一年や四半期に値する情報を一回の会議や一つのドキュメントに抽出するのは難しいかもしれません。何を実施したか?成功したことは何か?何を変更したいか?すぐにリストをまとめようとすると、膨大な量になります。
それが、プラスデルタテンプレートが非常に強力なツールである理由です。プラスデルタは、シンプルですが効果的なツールで、継続的な改善に向けた過程で有意義なふりかえりを行うのに役立ちます。プラスデルタテンプレートを完了させるには、上手く機能していることや、変更したいことを書き留めます。次に、2 つの別々の列にこうした要素を入力します。
プラスデルタテンプレートは、チーム、関係者、従業員、上司に対して成功事例や習得した知識を紹介する最適な方法です。パフォーマンスレビュー時に、大人数が集まる会議の一環として、また四半期ごとのチェックイン時の補助として、1 対 1 でプラスデルタテンプレートを使用すれば、新規採用者が短期間で成長するようサポートすることができます。
「デルタ」とはどういう意味でしょう?
デルタは、「Δ」としても表し、変更の数学的記号です。これに関連して、デルタは、プロセスやイベントを今後繰り返し行う際に、別の方法で実施したいことを表します。
プラスデルタの 2 つの要因
プラス - 「プラス」の見出しの下には、順調に進んでいることをすべて書き出します。どんな戦術が成功したと証明されているか?どんな戦略が上手く機能しているか?最近の成功事例だけでなく、最近の課題も検討しましょう。自分やチームにとってメリットがあると証明された方法で課題に克服しましたか?
デルタ -「デルタ」見出しの下には、変更したいことを書き出します。改善の機会はどんなことか?個人やチームがどのように効果的になるか?デルタは、実行可能で、具体的かつ測定可能なものである必要があります。
プラスデルタのフォーマットはどのように機能するか?
プラスデルタのフォーマットは比較的分かりやすいものです。成功したことや、今後繰り返し実施する必要があることはすべて「プラス」のカテゴリーに該当します。何らかの方法で改善する可能性があるものはすべて、「デルタ」のカテゴリーに該当します。また、最も緊急性の高いアイテムに集中できるよう、優先順位低、中、高にアイデアを整理することもできます。
プラスデルタテンプレートの作成方法
ステップ 1 - 1 年または四半期に実現した成功事例のリストを作成します。戦略、戦術、行動、プロセスについて考えてみましょう。「プラス」の列に該当するものを入力します。
ステップ 2 - 改善したいことのリスト作成します。「デルタ」の列に該当するものを入力します。
個別グループテンプレート
活躍するシチュエーション:
Education, Team Meetings, Workshops
個別グループで会議を行えば、大人数が集まる会議と比べてチームメンバーが率直な会話を交わし、より親密に連携する素晴らしい機会となります。大規模なグループ設定では、発言しづらいと感じる人もいるかもしれません。個別グループの場合、参加者は安心してアイデアを共有することができます。個別グループはより親密なので、参加者はただその場にいるだけではなく、積極的に会議に臨めるようになります。
顧客課題ステートメントテンプレート
活躍するシチュエーション:
Ideation, Design Thinking, Product Management
会社は規模や業種を問わず、製品が顧客のニーズをどう満たすかを明確にすることにより、論理的に主張する必要があります。顧客課題ステートメントでは、魅力的なステートメントを作り出すのに役立ちます。どのようにして?顧客の考えや気持ちを深く掘り下げることにより、顧客が価値があると思うものを作成できる可能性が高まります。また、課題ステートメントでは、顧客に大きなメリットを提供するだけでなく、チームが明確に定義された共通の目標を認識し、その目標の達成感を味わうことができます。
ジョブ理論フレームワークテンプレート
活躍するシチュエーション:
アイデア出し, デザイン思考, ブレインストーミング
Miroのジョブ理論フレームワークテンプレートを活用して、顧客がいつ、どうやって、なぜあなたの製品を購入するのか理由を紐解き、理解しましょう。
SOAR 分析テンプレート
活躍するシチュエーション:
Leadership, Decision Making, Strategic Planning
SOAR 分析テンプレートは、組織の強みと可能性を検討し、将来の共有ビジョンを作成することを促します。SOAR 分析のユニークな点は、成長分野だけではなく、ポジティブな面にも焦点を当てるよう促す点です。SOAR とは、Strengths(強み)、Opportunities(機会)、Aspirations(願望)、Results(成果)の頭文字をとったものです。このテンプレートを使用するには、各カテゴリをポジティブなレンズを通して検討していきます。人を集めて行動を促したいときは、いつでも SOAR 分析を行ってください。
ふりかえり用 4L モデルテンプレート
活躍するシチュエーション:
ふりかえり, 意思決定
さて、今回のスプリントが終わったと仮定しましょう。チームは今回のスプリントで設定した目標に向けて懸命に取り組み、モチベーションも高まっています。完了したスプリントをしっかりとふりかえり、評価してみましょう。うまくいったこと、うまくいかなかったこと、改善できることなどが考えられると思います。このアプローチ(4L は「Liked」「Learned」「Lacked」「Longed」の頭文字を表します)は、感情を省いてプロセスを冷静に振り返る上で非常に有益な方法です。 ふりかえりを行うことにより、信頼を築き、士気を改善し、関わりを増やすことができます。また、今後より生産性を高め成功するために調整を行うこともできます。
3 つの成長地平線モデルテンプレート
活躍するシチュエーション:
Leadership, Strategic Planning, Project Planning
「The Alchemy of Growth」で紹介されたこのモデルは、挑戦する企業に現在と未来のバランスをとる方法を提供します。つまり、既存の事業でうまくいっていること、新たに発生しつつあること、そして未来に待ち受ける収益性の高い成長の機会とのバランスです。そうすることで、組織のあらゆるチームが取り組んでいるプロジェクトが、組織のゴールに寄り添い、それをサポートしていることを確認できるのです。また、3 つの成長地平線モデルは、実験と反復を重視し、それに頼るイノベーション文化を育み、新規事業の機会を特定する強力な方法です。