狩野モデルテンプレート
顧客から重要だと認識してもらえる製品機能や要素のマッピングをサポートするテンプレートです。
狩野モデルテンプレートについて
狩野モデルとは?
狩野モデルとは、製品ロードマップで機能に優先順位を付ける手法です。優先順位は、ある機能が顧客を満足させる可能性に基づいて付けられます。プロダクトチームは、狩野モデルを使用して、満足度の高い機能と実装コストを比較検討し、ロードマップにこの機能を追加するかどうかを容易に判断することができます。プロダクトマネージャーの多くは、機能の優先順位を、顧客を失望させるか、満足させるか、喜ばせるかによってカテゴリー分けしています。
狩野モデルは、一般的に、プロダクトマネージャーや UX デザイナーが、どの機能がより多くの顧客満足につながるかを判断し、意思決定の指針にするために使用します。ユーザーリサーチャーも、注力すべき分野や顧客に尋ねるべき質問を計画する際に狩野モデルを参考にします。
狩野モデルの仕組みについて
狩野モデルは、満足度と機能性の 2 つの軸を使用します。この軸と、魅力、性能、無関心、当たり前の 4 つの値を持つ象限によって狩野モデルは構築されます。チームはこのモデルを用いて、顧客要求の主要なカテゴリーを理解し、優先順位を付けて、開発製品に反映させることができます。どの要件が顧客にとって最も価値があるのかを理解できれば、チームは計画を立ててリソースを賢く使うことができます。
狩野モデルの 4 つのカテゴリーとはなんでしょうか?
狩野モデルでは、顧客の製品に対する反応を基に、機能を 4 つのカテゴリーに分けます。
性能:これらの機能は、製品が目的の機能を果たすのに優れているかどうかに直接影響します。言い換えれば、この機能が多ければ多いほど、顧客満足度は高くなります。最も一般的な例が自動車の燃費です。自動車を購入するときの燃費性能は、性能属性として扱われます。
当たり前:顧客はこれらの機能を当然のものとして期待しています。製品にその機能がなければ、顧客はプロジェクトが失敗したか、不完全だったと考えるでしょう。例えば、自動車にはブレーキがついていると期待しているはずです。ブレーキがない車は購入しないでしょう。
魅力:これらは厳密には必須の機能ではありませんが、肯定的な反応につながります。本革の内装は、自動車の性能を向上しませんが、あれば満足度は向上して自動車の価値が高まります。
無関心:この機能の有無は、あなたに何の影響も与えません。このカテゴリーに分類される機能は、リソースの無駄遣いになるため、通常企業は手を出しません。
はじめから作成する
狩野モデルの作り方がわかったところで、この無料テンプレートを始めてみましょう。作成は簡単で、チームメイトと共有することができます。
イベント計画用テンプレート
活躍するシチュエーション:
ワークショップ, プロジェクト計画
製品発売、完全リモート会議、マイルストーンイベントを計画している場合でも、イベント計画用テンプレートは、視覚的なチェックリストとしての役割を果たし、その特別な日までに検討する必要がある詳細事項をすべてマッピングします。イベント計画用テンプレートは、イベントのクリエイティブで戦略的なビジョンが詳細事項に埋もれてしまわないようにする適応性の高い方法です。マーケティング計画からアジェンダ、ゲストへの軽食やみやげ品などさまざまなセクションをマッピングすることで、チームは、自分の業務にとって最も重要な内容に集中し、複数部門間にまたがる作業が生じた場合は、必要に応じてコラボレーションすることができます。
ユーザーインタビュー用テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Product Management
ユーザーインタビューとは、リサーチャーがユーザーにトピックに関する質問をする UX リサーチの手法です。これにより、チームはユーザーデータを素早く簡単に収集し、ユーザーに関する詳細情報を把握することができます。一般的に、組織はユーザーインタビューを実施して背景データを収集し、テクノロジーの利用方法の理解、ユーザーの製品との関わり方のスナップショット作成、ユーザーの目標やモチベーションの理解、またユーザーのペインポイントの特定などに役立てます。このテンプレートを使用して、インタビュー中にメモを記録し、ペルソナの作成に必要なデータを収集します。
UML シーケンス図テンプレート
活躍するシチュエーション:
ソフトウェア開発, 図表作成, マッピング
シーケンス図テンプレートを使用して、外部エンティティがシステムとどのように相互作用するかを分析し、表現しましょう。この図を使って、作業プロセス、ビジネス機能、顧客とのやり取りを俯瞰的に把握しましょう。また、潜在的な問題を早期に発見し、実装前に解決することができます。
結果マッピングテンプレート
活躍するシチュエーション:
マッピング, 図表作成, プロジェクト管理
大規模で複雑なプロジェクトには、多くの固有の不確定要素があり、さまざまな結果が生じる可能性があります。そうしたあらゆる可能性にどう対処すればよいのでしょうか?可能性を予測することができます。結果マッピングは、プロジェクト進行中に発生する多くの変更や予測できない障害に備え、前もって情報を収集しておく手法です。このテンプレートを使用することで、準備作業、監視用フレームワークの提供、評価計画の作成、チームや関係者への周知の 4 つのステップで結果マッピングを簡単に実施することができます。
アンゾフマトリクステンプレート
活躍するシチュエーション:
リーダーシップ, オペレーション, 戦略プランニング
ビジネスを持続的に成長させよう。スケーリングを続けよう。新しい市場で新しい機会を探そう。そこで顧客にリーチするクリエイティブな方法を新たに探そう。よくお使いのアプローチと似ていますか?それならば、このテンプレートがぴったり合うかもしれません。アンゾフマトリクス(別名、製品あるいは市場拡大グリッド)は、可能性のある成長戦略を、市場浸透戦略、新市場開拓戦略、新製品開発戦略、そして多角化戦略の 4 つに分類します。チームと一緒に各セクションに目を通すと、今後の選択肢や、それらに付随する潜在的なリスクや利益が明確に分かるようになります。
リーンキャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, 戦略プランニング, アジャイルワークフロー
Miroのリーンキャンバステンプレートを活用して、簡潔で実用的な事業計画を構築し、ビジネスのアイデアを分かりやすく正確に伝えましょう。リーンキャンバステンプレートを使用することにより、情報を記入するだけでビジネスアイデアの全体像を可視化するためのリーンキャンバス(Lean Canvas)が効率的に作成できます。オンライン(しかも無料)でリーンキャンバスが作成できるため、ボードのリンクや共有ボタン、PDF・画像ファイルとして作成したキャンバスをチームやクライアントと共有できます。