RAID ログテンプレート
プロジェクトに関連するリスク、前提条件、課題、依存関係を明確にしましょう。
RAID ログテンプレートについて
RAID が意味すること
RAID は、Risks(リスク)、Assumptions(前提条件)、Issues(課題)、Dependencies(依存関係)の略です。プロダクトマネージャーによっては、RAID を Risks(リスク)、Assumptions(前提条件)、Issues(課題)、Dependencies(依存関係)という意味で使っています。
RAID ログとは?
RAID ログは、プロジェクトマネージャーが、プロジェクトのリスク、前提条件、課題、依存関係を追跡するのをサポートするプロジェクトリスクマネジメントツールです。RAID ログテンプレートを使用することで、情報が整理され、会議やプロジェクト監査の際、情報を容易に引き出すことができます。
プロジェクトマネージャーの誰もが知っているように、どんなに素晴らしい計画にも失敗はつきものです。それが分かっていても、複数のプロジェクトを同時にこなし、納期に追われている状況では、障害はすぐに大きくなり、厄介なものになります。プロジェクトを進めがら迅速に問題を解決しいくことは必要ですが、困難な場合もあります。
プロダクトマネージャーの多くは、プロジェクトの範囲を決めるときに潜在的なリスクのリストを作成します。このリストに基づいて、コンティンジェンシープランや想定される最悪なシナリオを作成し、起こりうる問題に備えて必要なリソースを確保することができます。しかし、単にリスクをリスト化するだけでは十分とは言えません。これらのリスクを監視 / 追跡する仕組みが必要です。そこで登場するのが RAID ログです。
RAID ログの設定方法
このテンプレートは、リスク、前提条件、課題、依存関係の 4 つの象限に分かれた四角形で構成されています。プロジェクトの開始とともにログを取り始めます。
リスク - 起こりうるリスクを書き出します。実際に起こったリスクに対してとるべき行動を列挙します。
前提条件 / 行動 - プロジェクトを通して想定される事象、あるいはリスクを軽減するためにとった(とる予定の)行動を書き出します。それらが完了した日付を記入します。
課題 - プロジェクト中に発生した課題をひとつひとつ洗い出します。課題の解決策を書き出して、関係者に割り当てます。
決定事項 - プロジェクトが完了するまでに決定する必要のある事項を列挙します。
RAID ログは誰が使うべきなのでしょうか?
RAID ログは作成された時点で、あらゆるメンバーがログの蓄積に参加することができます。また、RAID ログは、ステータスの最新情報を関係者と共有し、プロジェクトの進捗に合わせてチームとの連携を強化するのに有効なツールです。
RAID ログを継続するメリットを教えてください。
整理して戦略を立てる - RAID ログテンプレートは、プロジェクトのあらゆるステージで詳細な記録を残し、戦略的に考えることを強制します。問題を解決した後に記録を残すのではなく、問題の解決と記録する行動を一つに結びつけるのです。
時間の節約 - プロジェクトマネージャーは忙しいものです。RAID ログを導入することで、プロジェクトを通じて時間を節約し、効率化を進めることができます。RAID ログを活用すれば、会議や 1 対 1 の打ち合わせをすることなく、関係者とのコミュニケーションが可能になります。
成功に向けた進捗状況の測定 - RAID ログを使用することで、リアルタイムで成功に向けた進捗状況を測定することができます。目標は達成できそうですか?期限は守れそうですか?RAID ログテンプレートには、すべてのリスクとそれらに割り当てられた関係者が記載されるため、マネージャーはプロジェクトをより厳密に管理することができます。
Is a RAID log the same as a risk and issue log?
A RAID log and an issue log are similar. They both analyze risk and issues, but the main difference is that a RAID log is more in-depth. Unlike an issue log, a RAID analysis can also review dependencies, decisions, actions, and assumptions depending on what information you track.
When should you use a RAID log template?
A RAID log template should initially be filled in during the project planning phase to identify potential risks and make contingency plans. It can also be used throughout the project to monitor and track risks, solve problems in real-time, and maintain tighter control over the project.
What’s the difference between a RAID log and a risk register?
A RAID Log Template helps project managers identify potential risks during the project planning phase. It allows you to plan, manage, and structure your project scope, giving you an oversight of potential risks and how to mitigate them. A risk register, on the other hand, is a document that provides a detailed summary of all the risks associated with a project. It typically includes information such as the likelihood and impact of each risk and any measures being taken to mitigate them. While a RAID log focuses on Risks, Assumptions, Issues, and Dependencies, a risk register focuses solely on risks.
エグゼクティブサマリーテンプレート
活躍するシチュエーション:
Leadership, Project Management, Documentation
好奇心を刺激しましょう。ワクワクさせましょう。提案書の詳細を読み進め、さらに掘り下げていくことを促します。それが、優れたエグゼクティブサマリーのパワーであり、ビジネス計画、プロジェクト計画、投資提案などの重要なオープニングスピーチになる理由です。このテンプレートを使用して、以下のような高レベルの質問に答えることで、信念を確立するエグゼクティブサマリーを作成しましょう。どんなプロジェクトですか?目標は何ですか?スキルやリソースをどうプロジェクトに役立てますか?そして、利益を得ることができるは誰ですか?
PI 計画用テンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, 戦略プランニング, ソフトウェア開発
PI 計画は、「プログラム増分計画(program increment planning)」の略称です。大規模アジャイル開発フレームワーク(SAFe)の一環である PI 計画は、チームが共有するビジョンに対して戦略を立てるのに役立ちます。通常の PI 計画セッションでは、チームは集まってプログラムのバックログを確認し、複数部門間で連携して、次のステップを決めます。多くのチームが 8 ~ 12 週間ごとに PI 計画イベントを実施しますが、ニーズに合わせて計画スケジュールをカスタマイズすることができます。PI 計画を使用して機能を細分化して、リスクを特定し、関係性を見付け、展開するシナリオを決めましょう。
3x3 優先順位付けテンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 戦略プランニング, 優先順位付け
大切なのは、タスクやアイデアを検討し、それを実行するために必要となる努力や、影響が及ぼされる程度(低、中、高にランク付け)について素早く判断することです。3x3 優先順位付けマトリクスは、まさにその大切なことを行います。クイックウィンや大規模プロジェクト、通常タスク、そして時間の浪費となるタスクを優先付けし、特定します。9 つのバケット領域をもつ 3x3 優先順位付けメソッドは、2x2 優先順位付けマトリクス(またはリーン優先順位付けメソッド)よりも、やや詳細な情報を提供します。3x3 優先順位付けマトリクスを作成するのは簡単です。作成したマトリクスを利用して、貴重なリソースを使って取り組むべき活動やアイデアを見極めましょう。
クネビンフレームワークテンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 意思決定, 優先順位付け
企業は、多岐にわたる複雑な課題に直面します。時には、こうした課題があると、意思決定者がどこから始めればよいか、どのような質問をすればよいか判断に迷うことになります。クネビンフレームワークは、1999 年に IBM のデイブ・スノーデンが開発したもので、その課題を見極め、適切な対応を見出すのに役立ちます。多くの組織は、このパワフルで柔軟なフレームワークを使用して、製品開発、マーケティング計画、組織戦略時、または危機に直面した場合に役立てます。またこのテンプレートは、そのようなイベントにどう対応するかについて新規採用者に研修を行うのにも最適です。
ジョブ理論フレームワークテンプレート
活躍するシチュエーション:
アイデア出し, デザイン思考, ブレインストーミング
Miroのジョブ理論フレームワークテンプレートを活用して、顧客がいつ、どうやって、なぜあなたの製品を購入するのか理由を紐解き、理解しましょう。
ブレインライティングテンプレート
活躍するシチュエーション:
Education, Ideation, Brainstorming
ブレインストーミングは、アイデア出しの大部分を占めています。しかし、参加者全員がブレインストーミングの場ではっきりと発言すること、つまり声を大にして意見を述べ他の人のアイデアをベースにして考えるといったことが得意なわけではありません。ブレインライティングは、クリエイティブな思考を持った内向的な人のための素晴らしい解決法です。このアプローチとテンプレートは、参加者にアイデアを静かに振り返って書き出してもらうことを促します。そして、他の人にそのアイデアを読んでもらい、それに書き加えるのです。そうすることで、はっきり発言する数人からだけではなく、参加者全員からクリエイティブなアイデアを得られるようになります。