PI 計画用テンプレート
PI 計画テンプレートを使用して、チームを 1 つのビジョンへと導き、シナリオ展開への道筋を決めましょう。チームのバックログの概要を確認し、効率化しましょう。
Trusted by 65M+ users and leading companies
PI 計画用テンプレートについて
多くのプロダクトチームやアジャイルファシリテーターは、PI 計画を使用して、チームを連携させて、共有する 1 つのビジョンへと導きます。PI 計画は、対面で行うことになっていましたが、ハイブリッドワークの増加に伴い、多くのチームがリモートで実行しています。Miro の PI 計画テンプレートは、プロセス全体を導く段階的なフレームを使用して、PI 計画イベントの概要を明確に把握するのに役立ちます。
PI 計画テンプレートの使用方法については、引き続き下記をご確認ください。
PI 計画とは?
PI 計画、つまり「Program Increment Planning:プログラム増分計画」とは、チーム間で共有されているビジョンに対して戦略を立てる方法です。PI 計画セッションでは、チーム、関係者、プロジェクト責任者が集まり、プログラムのバックログを確認し、今後のビジネスの方向性を決めます。通常、 PI 計画 は、8~12 週間のスパンで実施されます。
PI 計画のメリット
PI 計画は、さまざまな方法で役立ち、あらゆる業界のチームが PI 手法を適用して、効率性と生産性を向上させます。
対面コミュニケーションの確立
PI 計画のメリットの 1 つは、プロジェクトのあらゆる関係者やチームが、直接顔を合わせ、全体的なミッションや目標について話し合うことができることです。これは、同じミッションや目標に向けてさまざまな関係者が認識を合わせるのに重要な最初のステップです。
生産性の向上
PI 計画は、チーム間とアジャイルリリースチーム(ART)間のコラボレーションを促し、タスクの完了時に明確なバックログやスケジュールを作成します。チームが正しい方法で認識を合わせ、コミュニケーションを取ることで、自分の目標に集中し、チーム全体の生産性を向上させることができます。
チームの目標の認識合わせ
PI 計画プロセスの主な目標は、明確な目標を設定し、関係者やチームメンバーが全員、その目標に向かって取り組んでいることを確認することです。全員が同じ目標を理解し、共有することで、チームの取り組みの基盤を構築することができます。
PI 計画の活用方法
PI 計画は、大規模アジャイル開発フレームワーク(SAFe)の一環で、開発者が、チーム、プロセス、プログラム全体で調整して課題を克服できるよう設計されています。SAFe モデルでは、チームはアジャイルリリーストレインに集められ、それぞれが、より広範囲にわたる目標の特定の部分に取り組みます。
PI 計画に参加するには、8 ~ 12 週間ごとにアジャイルリリーストレインの情報をまとめましょう。PI 計画イベントでは、全員が同じビジネス目標に向かって取り組み、全体的なビジョンに満足していることを一歩下がって確認することができます。
PI 計画ボードの作成
Miro の PI 計画ツールを使用して、リモートで、または対面で PI 計画イベントを簡単に開催することができます。Miro の PI 計画テンプレートは、以下の 4 つのパートに分けられます。
アジェンダ
プログラムボード
ROAM ボード
チームボード
PI 計画テンプレートの各パートの使用方法に関しては、下記をご確認ください。
PI 計画アジェンダ
PI 計画スケジュールを共有する専用スペースを用意します。参加者はそこで、予想されることやその時期について知ることができます。これには、PI 計画のあらゆる段階が含まれます。プログラムのバックログを追加して、チームが取り組む必要があることを把握できるようにします。
プログラムボード(SAFe)
ここでは、チームがマイルストーンやイテレーションを追加し、それらがどう関係しているかを示します。タスクを色分けし、線と矢印でつないで、フローや相互依存関係を示します。プログラムボードでは、機能、関係性、マイルストーンの概要を説明します。
ROAM ボード
ROAM ボードでは、チームがプログラムのリスクを確認することができます。この時、目標を達成するのに障害となるものを特定し、どう進めるかを決めます。投票機能を利用して、信任投票を行います。
チームボード
各チームは、今後実施することが明確なイテレーション、タスク、目標を前進させます。このフレームの内容をロードマップに記載する必要があります。
PI 計画セッションを開催する際の一般的な注意事項
全員を集める
すべての関係者、チームメンバー、プロジェクト責任者が、最初の全員参加の計画セッションに参加していることを確認します。リモートで PI 計画を実施するには、現在広く使用されているビデオ会議ツールを利用することもできます。
チームの目標を明確にする
ここでは、チームは集まって、製品やソリューションのビジョンを明確にします。以下の質問に答えましょう。顧客のニーズをどのように満たしているか?市場の変化は、その実現にどう影響するか?
計画のドラフトを作成する
管理者やチームが確認できるよう、これらすべてのコンポーネントをプロジェクト管理ドキュメントにまとめましょう。
イノーベーションワークスペースである Miro では便利なアジャイル開発ツールやアジャイル開発テンプレートを使って効果的な PI 計画が実行可能です。
オンラインプラットフォームで情報も共有できるため、開発チーム内でのコミュニケーションも促進することができます。
アカウント作成も無料なので、ぜひ Miro をご利用ください。
PI 計画はどのように行いますか?
PI 計画のイベントは 2 日間で、リモートでも対面でも実施できます。PI 計画セッションを成功に導くには、セッションの最後に、コミットされた PI 目標、また次のマイルストーンとそれを実現する時期を示すプログラム ボードの 2 つを確定するようにしてください。
PI 計画の段階とはどういったものですか?
PI 計画イベントは、2 日間に分けられます。一日目には、ビジネスの背景状況を提示し、計画を策定して、障害や制約を管理して見直します。二日目には、計画を確認し、プログラムのリスクを評価して、信任投票を行い、再作業や次のステップを計画します。
RAID ログテンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, プロジェクト管理, アジャイルワークフロー
RAID ログは、リスク、前提条件、課題、依存関係という 4 つの分野に着目し、プロジェクト計画の策定をサポートするツールです。リスクは、プロジェクトに悪影響を及ぼす可能性のある潜在的な問題を指します。前提条件は、発生すればプロジェクトを成功に導くことができる事象を指します(発生しなければプロジェクトに悪い結果をもたらします)。課題は、すでに発生してプロジェクトに悪影響を及ぼしたリスクを指します。依存関係は、プロジェクトを進行させるために開始または終了させる必要がある関係を指します。RAID ログは、プロジェクトの開始時に多く使用されますが、進行中のプロジェクトの調整や状況を共有するのにも有効なツールです。
スイムレーン図テンプレート
活躍するシチュエーション:
フローチャート, 図表作成, ワークフロー
プロセスが複雑になってきたら、一歩下がって、誰が、いつ、何をするのかを視覚化することをお勧めします。スイムレーン図とは、身近なもの(水泳プール)から着想を得て、チーム、作業グループ、部門、多層化された組織のプロセスを「スイムレーン」によって整理するものです。このわかりやすいワンストップな視覚表現は、スイムレーンから着想を得て、複雑なプロセスを整理するものです。スイムレーン図は、大規模プロジェクト前の役割の明確化、新入社員の定着の迅速化、組織構造の更新など様々な用途に使用することができます。
2x2 優先順位付けマトリクステンプレート
活躍するシチュエーション:
優先順位付け, 戦略プランニング, オペレーション
境界を設定し、ToDo リストに優先順位付けし、次はどの機能や修正、アップグレードに取り組むかについて、決定してみませんか?2x2 優先順位付けマトリクスを使って好スタートを切りましょう。リーン優先順位付けアプローチに基づいたこのテンプレートがあれば、達成できそうなことや、成功のために絶対に分けて考えるべきこと(「あっても良い」だけのものに対して)を迅速かつ効率的に判断できる方法を得られます。難しそうに聞こえますね。ところが 2x2 優先順位付けマトリクスの作成は簡単なのです。
プロダクトキャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
デスクリサーチ, UX デザイン
プロダクトキャンバスは、製品がどんなもので、戦略的にどのように位置付けられるかを伝える、簡潔でコンテンツが豊富なツールです。プロジェクトキャンバスは、アジャイルと UX を組み合わせることで、ペルソナ、ストーリーボード、シナリオ、デザインスケッチ、その他の UX 成果物でユーザーストーリを補います。プロダクトキャンバスは、プロダクトマネージャーがプロトタイプを定義するのに役立つので、便利です。プロダクトキャンバスの作成は、見込み客、解決する必要がある問題、基本的な製品機能、検討する価値がある高度な機能、競争優位性、製品から得られる顧客の潜在的な利益を判断する上で重要な最初のステップです。
BCG マトリックステンプレート
活躍するシチュエーション:
戦略と計画
Miro の BCG マトリックステンプレートを活用して、ビジネスの成長促進と市場シェアの拡大に必要な分析を行いましょう。