Miro、生成AIを活用した「Miro アシスト」を含む複数の新機能および機能アップデートを発表
公開日 2023年12月20日 最終更新日 2024年11月7日
アイデア創出と思考の可視化を加速化し、日本のユーザーのイノベーションを支援
イノベーションを実現させるビジュアルワークスペースを提供するMiro®は、ユーザーのイノベーションを加速するため、より優れた成果を迅速に達成するための新機能および機能アップデートを複数発表しました。これらには、生成AIを活用した機能の進化系であるMiro アシストの導入などが含まれています。Miro アシストには、イノベーションを支援する複数機能が利用可能となった他、高度なダイアグラム作成やAzure DevOpsとの統合が大幅に強化され、より迅速なビジネス推進が可能になります。
企業や組織は、継続的なイノベーションへの取り組みが自社の存続にとって不可欠であると認識しているものの、従業員や経営幹部は同様に、イノベーション戦略の実行に苦慮しています。一方で、他国の調査と比較して、日本企業の経営幹部や知識労働者は、会社の存続にとってイノベーションが重要であるという認識が低い傾向にあります。また、コロナ禍を経て働き方が変化する中で、適切な製品やサービスを市場に投入するためには、リモートワークの環境を含めた新たなコラボレーション方法が必要でありますが、Miroを導入することで、新しい働き方の中でのイノベーション創出の障壁を軽減することができます。
ミロ・ジャパン合同会社の代表執行役社長である五十嵐 光喜氏は次のように述べています。「現在の企業は、多くのチームが分断(サイロ化)された環境内で業務を行っています。Miroは、新しい製品やサービスを市場に投入していくチームが、プロジェクトのアイデアを迅速に実現する支援を行います。当社は、本日の発表を含め、お客様のイノベーションプロセスをエンドツーエンドで根本的に簡素化するという使命に取り組んでおり、ビジョンを共有するためのコミュニケーション、計画、および実行方法を改善することができます。特に、ユーザーのイノベーション過程にて生成AIを活用したサポートができることや、製品やサービスの開発プロセスに付随する負荷を軽減する方法を、皆さんに紹介できることをうれしく思います。」
AI機能の強化
Miroは、生成AIを活用した機能を進化させ続けており、チームの思考を迅速に拡大し、より良い意思決定をスピーディーに行い、日々のタスクに費やす時間を短縮できるようサポートします。
- Miro アシストの導入:Miro アシストは生成AIを活用した思考パートナーであり、ボード内に記載されている文章の文脈まで理解することで、ユーザーは新たな製品やアイデアを迅速に生み出すことができます。
- Miro アシストの新しい使用例:Miro アシストを利用することで、調査、チームでの振り返り、ブレインストーミングのセッションから、迅速にインサイトを得ることができます。プレゼンテーションの草案作成や次のステップのアクションリスト作成などを自動的に生成することが可能となり、一連のインサイトや調査結果に基づいて、チームや関係者を繋ぐことができます。また、調査やアンケートを統合する際、チーム内の偏った意見を取り除き、ヒューマンエラーのリスクも軽減できます。
- アクセスポイントの拡張:Miro アシストは、Miroボードに直接統合された大規模言語モデルインターフェースを備えた、チャットに似た最新の対話モジュールを介して利用することができます。ボード内の文脈を活用し、疑問や質問に回答するだけでなく、チャット形式、または付箋やプレゼンテーション、画像などの視覚的な形式で、新しいコンテンツを生成することができます。
高度なダイアグラム作成の機能強化と統合
ダイアグラム作成においては、将来的に、生成AIの活用と他者間でのコラボレーションが標準になると考えており、Miroは、高度なダイアグラム作成が可能な、唯一のコラボレーションダイアグラム作成アプリケーションであり、市場をリードしています。この度の機能追加により、エンジニアおよびチームにおいて、Miroのツールを1つ使用するだけでシステム設計を可視化することができ、コラボレーションの実施、複雑な技術コンセプトの可視化、および変革の推進を簡単に行うことができるようになります。
- AIダイアグラム作成:Miro アシストでは、シーケンス図を迅速に作成することができ、文章で説明するだけでプロセス全体をマッピングすることができます。
- MiroとDraw.ioの統合:最大のオープンソースダイアグラム作成ツールの1つであるDraw.ioは、高度なダイアグラム作成機能を備えています。今回の新しい統合により、Miroユーザーは、draw.ioが提供する最高クラスのダイアグラム作成機能をMiro内で安全に活用できるようになります。これに加え、レイヤー、タグ、スマートコンテナ、自動レイアウト、ルーラー、カスタムガイド、および50を超えるシェイプパックへのアクセスなどの高度な機能の利用も含まれます。また、ユーザーはVisioへのエクスポートなど、インポート/エクスポートをシームレスに行うことができます。特定のツールでダイアグラムを作成するだけでなく、Miro内のダイアグラム上でコラボレーションを進めることができます。
- クラウドシェイプパック拡張:クラウド可視化機能を拡張し、Salesforceが追加されます。また、最新のクラウドアーキテクチャのサービスに対応するために、Google Cloud、Azure、およびAWSを含む既存のシェイプパックも更新しています。これらのアップデートにより、チームはクラウドソリューションを開発する際のコラボレーションを改善し、アーキテクチャを最適化することができます。
製品開発ワークフロー
Miroの目標は、エンジニアリングチケットシステムにシームレスに接続された単一システムにて、チームが作業を計画し、イノベーションを実現することが可能なビジュアルワークスペースとなることです。
- Azure DevOpsと製品計画:コミュニティからのフィードバックの結果、MiroはAzure DevOpsとの統合を包括的に更新し、Miro上での作業項目の検索、インポート、編集が迅速かつ容易になりました。Azure DevOpsのユーザーは、これらの改善点に加えて、Miroのオンライン四半期計画機能、Planner、およびDependencies Appも利用できるようになります。
Miroについて
Miroはイノベーションのためのビジュアルワークスペースであり、あらゆる規模の分散されたチームが、次の大きなビジネスを作り上げることに貢献します。この、無限のキャンバスであるプラットフォームにより、チームは魅力的なワークショップやミーティング、製品設計、ブレインストーミングなどを行うことができます。
サンフランシスコとアムステルダムに共同本社を置くMiroは、Fortune 100社の99%を含む、世界中で6,000万人以上のユーザーにサービスを提供しています。Miroは2011年に設立され、現在世界12の拠点に1800人以上の社員がいます。 https://miro.com
お問い合わせ:press@miro.com | https://miro.com/ja/
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