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Miro、チームのイノベーションプロセスを再定義するAI搭載の新たなプラットフォーム「イノベーションワークスペース」を発表

公開日 2024年10月31日 最終更新日 2024年12月12日

Miro®(本社:米国カリフォルニア州、日本法人:東京都千代田区、代表執行役社長:向山 泰貴)は本日、チームがより迅速にアイデアから成果に繋げるためのソリューションを提供するAI搭載プラットフォーム「Innovation Workspace(イノベーションワークスペース)」を発表しました。イノベーションワークスペースは、アイデアの「洗い出し」(ブレーンストーミングとリサーチ)から「検証」(ロードマップ作成とプロトタイピング)、「絞り込み」(実行)に至るイノベーションの全工程を一貫して支援する、必要不可欠なソリューションです。Miroは、イノベーション ワークスペースを2011年の創業以来、もっとも重要な革新と位置付けています。

他の生産性向上ツールが、文書やタスクを中心にしたアプローチを重視する中で、Miroは一貫してキャンバスを中心としたアプローチを採用しています。Miroのキャンバスは、チームが自由にアイデアを出す段階(非構造的な作業)から、図解や文書作成、タスク管理、プロトタイピングといった計画的な作業(構造的な作業)への移行をチーム間の協力を促進しながら、同一の環境で提供する点が特徴です。また、このキャンバスでは、テキストや画像、動画、音声などさまざまなメディア形式に対応し、人気のある生産性向上ツールのファイルを読み込むことも可能です。

Miroの共同創業者兼CEOのAndrey Khusid(アンドレイ・クシッド)は、次のように述べています。

「多くの組織が直面している共通の課題は、仕事が多くのツールに分散されることでコミュニケーションにギャップが生じ、その結果無駄なやりとりが増え、意思決定に時間がかかることです。これらはすべてコラボレーションにおける障害であり、最終的にはチームがイノベーションを起こす力やスピードを妨げています。イノベーションワークスペースは、チームがプロジェクトの進行中に生じるさまざまな困難や変化を素早く解決し、創造性を単なる思いつきではなく、イノベーションの重要な要素として効果的に活用できるよう支援する、初のプラットフォームです。」

Miroの最高製品兼技術責任者(CPTO)であるJeff Chow(ジェフ・チョウ)は、次のように述べています。

「過去13年間にわたり、当社はデジタルホワイトボードの導入からビジュアル・コラボレーション分野の確立、そして今回のイノベーションワークスペースへと革新を続け、市場をリードしてきました。そのすべてにおいて、私たちは『キャンバスこそが最も重要である』という信念を貫いてきました。なぜならキャンバスこそが、制約なくイノベーションを実現するための無限かつ柔軟な空間をチームに提供してくれるからです。キャンバスファーストのアプローチは、メッセージの送受信、タスク追跡、ドキュメント作成、バーチャルミーティング、データ検索など、あらゆる形でチームと作業をつなぎます。キャンバスは、アイデアの集合から具体的な成果物へとスムーズに移行できる場です。Miroを使うことで、仕事の進捗ばかりに焦点を当てるのではなく、実際に仕事を遂行することができるのです。」

「IT企業からDX企業への転換」を掲げ全社DXの取り組みを続ける富士通株式会社において、執行役員 EVP CDXO、CIOである福田譲氏は、富士通グループ12万人へのMiro展開について次のように述べています。

「富士通で進める全社変革プロジェクト『フジトラ(Fujitsu Transformation)』では、業務プロセスや組織、社員の意識やスキル・リテラシー、企業カルチャーなど、様々な変革を進めています。その中の1つとして、『OneDigital』という全社標準サービスやAIの展開を通じた生産性の向上に取り組んでおり、特に非定型業務における属人化・非効率化の排除に注目しています。今回発表されたイノベーションワークスペースは、情報の統合や双方向コミュニケーション、AIとの協業などが行える革新的なサービスです。業務のデジタル化やAIの活用を促進し、当社を更なる成長へと導く鍵となるサービスになることを期待しています。」

イノベーションワークスペースは、以下の各分野においてイノベーションのプロセスを加速させる新機能群の包括的な名称です。

迅速にイノベーションを

Miroは非構造化作業からより構造化された形式への移行をサポートし、チームがアイデアの「洗い出し」「検証」「絞り込み」の各フェーズをシームレスかつ反復的に行き来できるようにします。AIがこうした移行を加速し、ワークフローに統合することで、アイデアから具体的な成果までの時間を短縮します。新機能および機能強化は以下のとおりです。

  • 構造化されたデータを扱うためのドキュメント機能(機能強化)とテーブル機能(新機能)
  • AIを搭載したAIパートナーと新しいインテリジェントテンプレートによって、ワークフローにAIを導入(機能強化)
  • プロジェクトのあらゆる重要タスク、アセットを繋ぐ一元化されたハブ。Microsoft 365やGoogle Workspaceのサードパーティドキュメントが含まれ、スペースでの知識の共有やコンテキストの設定が可能(機能強化)
  • AIを活用したプロトタイプ機能(新機能)によって、アイデアをプロトタイプとして可視化することで、フィードバックを得るなどの検証を迅速に進めることが可能
実現可能例

付箋、文字情報、ドキュメント、ダイアグラムなど、Miroボードに保存された構造化されていないインサイトを、瞬時に構造化された製品概要にまとめることができます。プロダクトマネージャーなどは、その概要を基に、イノベーションワークスペースの新機能を使って編集可能なプロトタイプやデザインコンセプトを作成できます。

思い通りのイノベーションを

イノベーションワークスペースには、以下を含む150以上の一般的な業務アプリケーションが統合されており、あらゆる組織の技術スタックや作業方法に合わせてカスタマイズできます。以下は、連携先の一例です(既存連携先)。

  • Microsoft Copilot
  • Adobe Express
  • Glean

また、ワークフローに合わせた機能組み換えができる新機能は、以下のようにキャンバス上でワークフローに合わせたカスタマイズに役立ちます。

  • Canvas SDK(機能強化)
  • カスタマイズ可能なウィジェット(一部新機能)
  • AIアクションのショートカット(機能強化)
実現可能例

チームがアジャイルに働く時、Miro の計数ウィジェットをカスタマイズして、スプリント計画中のチームのキャパシティをすばやくまとめることができます。また、プロダクトマネージャーにコーディングのスキルがなくても、ワンクリックでカスタムAIアクションのショートカットを構築して、ユーザーリサーチの質問を完全なインタビュースクリプトに変換するボタンなどを作成できます。

共にイノベーションを

イノベーションワークスペースは、チームを1つのスペースに集めることでインタラクションとエンゲージメントを向上させ、非同期アクティビティと同期アクティビティの異なる点を結びつけ、迅速な意思決定を可能にします。新機能は以下の通りです。

  • チームワークをよりインタラクティブで魅力的なものにするインテリジェントウィジェット(機能強化)
  • キャンバス上で進捗キャッチアップ機能(新機能)やビデオ通話(機能強化)を行うことで、同期・非同期のコミュニケーションを効率化
実現可能例

休暇後など、すぐにキャッチアップが必要な際、Miroの進捗キャッチアップ機能によって、不在中にキャンバス上で起こったことすべてをAIが視覚的に概要をまとめてくれます。質問がある場合は、キャンバスから直接ビデオ通話を開始して、プロジェクト進行に必要な情報を取得できます。

安全にイノベーションを

Miroのイノベーションワークスペースでは、常にセキュリティが最優先されています。業界のベストプラクティスで、Miroがお客様のキャンバス上のコンテンツを安全に保ちます。また、Miro 内の機密性の高いコンテンツを自動的に識別、分類、保護するMiro Enterprise Guardを使用することで、安全性をさらに強化することができます。イノベーションワークスペースには、ビルトインのデータ検出、Jiraおよびコードブロックのデータ検出、顧客のキーワード検出およびIP検出、OCRデータ検出が追加されています。

実現可能例

プロダクトリーダーが来年の製品戦略とロードマップを作成している際、機密情報は最終決定まで外部と共有できません。Miro Enterprise Guardを使用することで、組織の機密性分類を基に、確実にデータセキュリティプロセスを標準化し、当該ボードを正確に分類することで、適切なセキュリティ対策を講じることができます。

Miroのイノベーションワークスペースを使い始めるには、https://miro.com/ja/innovation-workspace/にアクセスしてください。

Miroについて 

Miroは、イノベーションワークスペースであり、あらゆる規模チームが、次の大きなビジネスを作り上げることに貢献します。この、無限のキャンバスであるプラットフォームにより、チームはアイデアから成果まで素早く移行することができます。サンフランシスコとアムステルダムに共同本社を置くMiroは、世界中で8,000万人以上のユーザーにサービスを提供しています。Miroは2011年に設立され、現在世界12の拠点に1,800人以上の社員がいます。詳細は以下をご覧ください。
https://miro.com

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