コンバージョンファネルバックログテンプレート
潜在的なペインポイントや機会領域に関するデータをコンバージョンファネルバックログでまとめましょう。
コンバージョンファネルバックログテンプレートについて
コンバージョンファネルバックログは、経験の浅いまたは成長段階のプロダクトマネージャーが、コンバージョン率を改善する方法を理解するのに役立ちます。
コンバージョンファネルバックログは、製品に関して、ドロップオフ率やファネル内の潜在的なペインポイントに関する定量的な(数字ベースの)データと、アイデアのバックログや機会領域などの定性的(単語ベース)データの 2 つの側面を表します。
このファネルモデルを使用すれば、プロダクトチームは、ドロップオフ率が表示される領域に集中することができます。チームが、コンバージョンが低いステージを把握したら、ファネル内の他の場所で高成長の機会が表示されるまで、数字の改善に集中することができます。
コンバージョンファネルバックログの詳細については、引き続き以下をお読みください。
コンバージョンファネルバックログとは
コンバージョンファネルバックログを使用すれば、チームは、見込み客のフローやコンバージョン経路を視覚化し、支払い顧客に変えることができます。顧客は、検索エンジンの検索結果ページ、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディア、有料広告、コールドアウトリーチを使用して、ウェブサイトにアクセスすることができます。プロセスの各ステージを分析することで、ユーザーフローを改善するために何をするべきか把握することができます。
ファネルバックログには、通常 5 つのステージがあります。
獲得:顧客はサイトをどのように見つけますか?
活性化:顧客が「なるほど!と思う瞬間」にどのくらい早くたどり着くことができますか?
継続:何人の顧客を維持していますか?なぜ他の顧客は離れていっているのですか?
紹介:どのように顧客を製品推奨者に変えることができますか?
収益:どうやって製品やサービスの収益性を向上させることができますか?各ステージは、新しいアイデアを用いて、また(ポジティブな)コンバージョン率や(ネガティブな)ドロップオフ率を把握することで、改善することができます。
コンバージョンファネルバックログの活用方法
以下のようなさまざまなシナリオに対してコンバージョンファネルを作成することができます。
登録とログインファネル:ユーザーはプロセス内のどのステップや行き詰まりによって、製品やサービスに登録することができないのですか?
チュートリアルファネル:ユーザーは、パフォーマンス課題(対話向上の必要性など)によって混乱、退屈、または行き詰まるようになっていますか?
アプリ内購入ファネル:なぜユーザーはチェックアウト画面を離れるのですか?
プロへアップグレードしたファネル:アプリに積極的に取り組んでいるユーザーやその行動パターンから何を学ぶことができますか?
レベル達成ファネル:ゲーム化されたアプリや体験に関して、簡単なスキルレベルとやりがいのあるスキルレベルをどのようにバランスよく提供すれば、リピートユーザーを奨励することができますか?
検索ファネル:ウェブサイトは結果の提供や対応にどれくらいの時間を要しますか?提供できていないのはどの結果ですか(コンテンツギャップ分析データとして使用されることがある)?
キャンセルサブスクリプション「ウィンバック」ファネル:どのようにドロップオフを使用してコンバージョンを作成することができますか?リエンゲージメントメッセージやプロモーションにより、どうやって再び顧客を獲得することができますか?
コンバージョンファネルバックログの作成
コンバージョンファネルバックログを作成するのは簡単です。Miro のホワイトボードツールは、この作成や共有に最適なキャンバスです。まずコンバージョンファネルバックログテンプレートを選択することから始めましょう。その後、以下の手順に従って作成することができます。
各ファネルステージを確認し、コンバージョン率を考え、どこに集中するべきかを決めましょう。分析ダッシュボードのコンバージョン率データを確認し、中間のファネルコンバージョン率を更新します。チームのエネルギー(やアイデア)を最低率の領域(収益や紹介など)に集中させましょう。
チームにアイデアをブレインストーミングするよう依頼し、低コンバージョン領域の優先順位付けを行い、その後、活動を追加して、高コンバージョン領域を維持します。キーボードの「N」を押すか、付箋アイコンをクリックして、付箋モードを有効にすることができます。Miro のタイマー機能を使用して、活動に制限時間を設け、全員のアイデアを確認します。
実行可能な 1 つか 2 つのアイデアに優先順位を付けます。最低コンバージョン領域でどのアイデアを優先するかについて、全員に投票をするよう依頼しましょう。Miro の投票プラグインを使用して、全員に発言の機会を提供することができます。確実に一位を狙えるアイデアが 1 つ(または 2 つ)あれば、チームメンバーに責任を割り当てて実現させましょう。
コンバージョンファネルバックログを定期的に確認します。テスト期間または実施期間終了後、結果やデータを収集して、このコンバージョンファネルを最新の状態にします。ドロップオフ率がファネルの高い方向または低い方向に移動すると、他のファネルステージが急な対応を必要としているかどうか判断することができます。成果をより大きな影響に結び付けることも忘れないでください。これらのコンバージョンファネルアイデアを、成果マップ、マイルストーンチャート、または会社の四半期ごとのOKRなどの戦略的計画ドキュメントにリンクさせます。
週間スケジュール用テンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト計画, オペレーション
無料の週間スケジュール用テンプレートを活用して、1週間の計画を立てて情報を整理し、タスクの進捗状況を把握しましょう。
マイルストーンチャートテンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト計画, 戦略プランニング, プロジェクト管理
チームが大規模なプロジェクトでコラボレーションしている場合、多くのタスクや複数のタイムラインを把握することが難しくなります。そのため、マイルストーンチャートが必要です。このように重要なプロジェクトのイベントを視覚的に表すと、チームはスケジュール通りに作業を進め、予定通り目標を達成することが簡単になります。これは、主要なマイルストーンを決め、Miro のテンプレートを使用してマイルストーンチャートを作成し、各マイルストーンに必要となる重要な日付や成果物を定義するだけで、簡単に始めることができます。
バング・フォー・ザ・バック テンプレート
活躍するシチュエーション:
優先順位付け, 戦略プランニング, プロジェクト管理
名前の通りです。このアジャイルフレームワークは、プロダクトマネージャーと開発チーム間のコラボレーションに力をつけることで、効率を最大限に高めることに尽きます。プロダクトマネージャーと開発チームが共にプロジェクトアジェンダにある各 To Do リストを確認し、コストやメリットの観点から評価することができます。そうすることで、費やしたコストに対しどれだけの利益を上げられるかという点に基づいてタスクに優先順位をつけることができます。このテンプレートは、次回のスプリントに取り組むための戦略的な計画を立てようとするチームや組織に最適です。
機能検査テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Product Management, User Experience
新機能を追加するか、既存機能を改善するか、製品を改善するには 2 つの方法があります。どちらを選ぶべきでしょうか?機能検査はこの決断をサポートします。この使いやすく強力なプロダクト管理ツールを使用すれば、あらゆる機能を検査する方法を見出すことができます。検査結果をまとめ、単に機能していない機能について詳細な議論をすることができます。これにより、機能の認知度や利用頻度を高めるような対応を取るべきか、機能を完全に削除するべきか、決断することができます。
DevOps ロードマップテンプレート
活躍するシチュエーション:
Documentation, Product Management, Software Development
DevOps チームは、常にコードを作成して、イテレーションし、ライブ状態で配信しています。このように継続的に開発を行っている中で、プロジェクトの進捗状況を常に把握するのは困難です。この DevOps ロードマップテンプレートを使用して、製品開発プロセスや組織の製品戦略の位置付けを詳細に確認しましょう。DevOps ロードマップでは、マイルストーンや関係性など、短期的に計画した開発および運用イニシアティブを共有します。このテンプレートは、製品、開発、IT 運用など、オーディエンスに分かりやすく、使いやすいフォーマットになっています。
デシジョンツリー(決定木)テンプレート
活躍するシチュエーション:
意思決定, マインドマップ, 図表作成
選択肢をよく見極めて、成果を視覚化することができれば、難しい意思決定も簡単に行うことができます。それを行うのにデシジョンツリーが役立つので、自信を持って時間とコストを費やしましょう。デシジョンツリーとは、利用可能な選択肢を示す「ブランチ」を使って、思い描いた通りに表したフローチャートです。これは、現実世界のリソースに取り組む前に、一連の意思決定を行い、それによって導かれる方向を確認することができる定型化された方法で、特にスタートアップ企業や中小企業に役立ちます。