リーン UX キャンバステンプレート
製品のビジネス面とユーザー面を明確に分析、理解しましょう。
リーン UX キャンバステンプレートについて
リーン UX とは何でしょうか?
リーン UX は、チームが仮説と実験によって、ビジネス上の問題を分析し、解決することを支援するツールです。従来の UX とは異なり、リーン UX は、成果の量ではなく体験に重きを置いています。したがって、チームはデザインプロセスのできるだけ早い段階でフィードバックを収集する必要があります。そのため、リーン UX では、従来の方法よりも緊密なチームコラボレーションが要求されます。リーン UX キャンバスを使用することで、品質を損なうことなく、作業とイテレーションサイクルを迅速化できます。
リーン UX キャンバスの活用方法
リーン UX キャンバスは、プロジェクトのリサーチ、デザイン、プランニングに有効で、特にディスカバリーフェーズにおいてその力を発揮します。チームが様々なプロジェクトを同時開発している場合、従来の UX 手法では対応しきれない可能性があります。通常の手法では、このような短時間で UX を提供することはできません。幸い、リーン UX は、効率を犠牲にすることなく、高品質のユーザーエクスペリエンスを提供するのに役立ちます。
リーン UX キャンバスのメリット
リーン UX キャンバスは、何を、何のために、誰のために構築しているのか、といった全体像を示すことができます。製品の潜在的に弱い部分を迅速に特定 / 修正し、ビジネス上の問題を解決することで、優れた、大幅に改善された、顧客中心の製品を作ることができます。
リーン UX キャンバスの 8 つの要素
リーン UX キャンバスは、次の8つの主要な要素を含むグリッドです。
ビジネス上の問題:
ビジネス上の問題とはどのようなものでしょうか?
ビジネスの成果:
問題が解決したことを確認するには、どのようなユーザーの行動の変化に着目すればいいのでしょうか?
ユーザーと顧客:
どのようなユーザーと顧客を優先すべきなのでしょうか?
ユーザーのメリット:
ユーザーはどのような目標を達成しようとしていて、どのような問題を解決しようとしているのでしょか?
ソリューションのアイデア:
ターゲットユーザーが目標を達成するために必要な製品、機能、拡張機能を列挙してください。
仮説:
上記の 2 ~ 5 を勘案して、「ユーザー Y が機能 A でメリット Z が得られれば、ビジネス成果 X が得られると考える」というような仮説を立ててください。
仮定:
仮説を実現するために実行する必要がある最も重要な仮定とは何でしょうか?何を持って仮説が誤っていると判断するのでしょうか?仮説が崩れる原因は何でしょうか?
実験:
仮説を検証するために必要な実験をブレインストーミングします。
リーン UX キャンバステンプレートの作り方
Miro のホワイトボードツールは、リーン UX キャンバスを作成し、共有するのに最適です。作成方法以下の通りです。
ステップ 1:まず、リーン UX キャンバステンプレートを選択します。
ステップ 2: あらゆるカスタマイズが可能なテンプレートに、ビジネス上の問題の象限から実験のアイデアの象限まで、順を追って書き込みます。
ステップ3:次に、ユーザー インタビュー、調査、ユーザビリティ スタディなどをアップロードして、ユーザー象限を書き込みます。このプロセスは、Miro が Google Drive、Sketch、Dropbox、Adobe CC などと統合されているおかげで、本当にシームレスに行えます。
ステップ 4:プロダクトの象限を埋めて、ビジネスの象限が提起した仮定に答え、ユーザーの象限が明らかにしたニーズを確認します。
チームとボードを共有し、リアルタイムで話し合いながら、効率的で有用なソリューションとエクスペリエンスをデザインします。
月間スケジュール表テンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 戦略プランニング, プロジェクト計画
その月に計画したタスクすべてを完了し、目標を達成するには、効率的なスケジュールを管理の管理が求められます。特に大きなプロジェクトでは、月間スケジュール表でのスケジュール管理が非常に役に立ちます。このテンプレートを活用すれば、月毎に計画したタスクすべてを一目で確認することができるようになり、画像やコメント機能、付箋なども使用して、好みに合わせたカスタマイズすることも可能です。
ステークホールダーマップテンプレート
活躍するシチュエーション:
経営管理, マッピング, ワークフロー
ステークホールダーマップは、プロジェクトへの影響力と関心の強さに応じて関係者をグループ化する分析手法の 1 つです。このテンプレートを使用することで、製品、プロジェクト、アイデアに関心があるすべての関係者を 1 つの視覚領域に整理することができます。これにより、プロジェクトに影響を与える関係者と、関係者それぞれの関係性を容易に把握することができます。ステークホルダーマップは、プロジェクト管理で広く使われている手法で、通常はプロジェクトの開始時に実施されます。ステークホールダーマップをプロジェクトの早い段階で実施することで、ミスコミュニケーションの発生を防ぐことができます。また、すべてのグループの目的に対する認識を合わせて、成果と結果に対する期待値を設定することができます。
SIPOC テンプレート
活躍するシチュエーション:
Agile Methodology, Strategic Planning, Mapping
SIPOC ダイアグラムは、サプライヤーとインプット仕様、顧客とアウトプット仕様、それぞれの間に存在する潜在的なずれを特定することで、プロセスを高レベルでマップ化し、プロセス改善の努力範囲を定義することができます。SIPOC は、Suppliers / Sources(サプライヤー / ソース)、Input(インプット)、Process(プロセス)、Output(アウトプット)、Customers(顧客)の頭文字をとった略語です。SIPOC は、顧客、サプライヤー、プロセス間のフィードバックループとフィードバックフォワードループを洗い出し、原因と結果に基づいて思考するよう促します。このビジュアルツールを使って、プロセスを最初から最後まで文書化しましょう。
iPhone アプリテンプレート
活躍するシチュエーション:
デスクリサーチ, ワイヤーフレーム, UX デザイン
世界中のスマートフォンユーザーの大多数が iPhone を所有しており、 iPhone アプリを日常のように使用しています。あなたの既存顧客や潜在顧客にもそういったユーザーが多数いることでしょう。しかし、iPhone アプリをゼロからデザインし、開発することは、非常に困難で労力のかかる作業です。しかし、Miro iPhone アプリテンプレートを使用することにより、そのような作業を効率化することができます。デザインのカスタマイズ、インタラクティブなプロトコルの作成、共同開発者との共有、チームによるイテレーションを可能にし、最終的に顧客から愛されるような iPhone アプリを開発することができます。
RAID ログテンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, プロジェクト管理, アジャイルワークフロー
RAID ログは、リスク、前提条件、課題、依存関係という 4 つの分野に着目し、プロジェクト計画の策定をサポートするツールです。リスクは、プロジェクトに悪影響を及ぼす可能性のある潜在的な問題を指します。前提条件は、発生すればプロジェクトを成功に導くことができる事象を指します(発生しなければプロジェクトに悪い結果をもたらします)。課題は、すでに発生してプロジェクトに悪影響を及ぼしたリスクを指します。依存関係は、プロジェクトを進行させるために開始または終了させる必要がある関係を指します。RAID ログは、プロジェクトの開始時に多く使用されますが、進行中のプロジェクトの調整や状況を共有するのにも有効なツールです。
エグゼクティブサマリーテンプレート
活躍するシチュエーション:
Leadership, Project Management, Documentation
好奇心を刺激しましょう。ワクワクさせましょう。提案書の詳細を読み進め、さらに掘り下げていくことを促します。それが、優れたエグゼクティブサマリーのパワーであり、ビジネス計画、プロジェクト計画、投資提案などの重要なオープニングスピーチになる理由です。このテンプレートを使用して、以下のような高レベルの質問に答えることで、信念を確立するエグゼクティブサマリーを作成しましょう。どんなプロジェクトですか?目標は何ですか?スキルやリソースをどうプロジェクトに役立てますか?そして、利益を得ることができるは誰ですか?