リバース手法テンプレート
問題の解決策を見出すために思考を逆転させてみましょう。
リバース手法テンプレートについて
リバース手法とは?
リバース手法は、解決策ではなく問題に焦点を当てるブレインストーミング手法の1つです。人間は自然と問題について考える傾向があるので、プロジェクトで起こりうる問題をグループで予測する手法は有効なはずです。
リバース手法のやり方
ここでは、リバース手法を使ったブレインストーミングの進め方を説明します。
まずは、問題を特定します。参加者全員がわかるように問題とその説明を記載します。
次に思考をリバースさせて問題について考えます。解決策を考える代わりに、問題の原因や、問題を悪化させる要因を考えます。
続いて参加者のアイデアを募ります。チームに問題を悪化させる要因を挙げてもらいます。ここで生まれてくるアイデアに悪いものはないので、批判せずにすべてのシナリオを受け入れます。
再び思考をリバースさせます。ここにいたるまでに、いくつかアイデアが出来上がっているはずです。そのアイデアについて話し合い、思考をリバースさせて、問題から解決策を考えます。
最後にそのアイデアを評価します。
どのアイデアが実現できるのか、評価しましょう。元々の問題に対する最適な解決策をグループで決定します。
リバース手法が、非常に適したシナリオがいくつかあります。アイデアがすぐに浮かばない場合や、ブレインストーミングの参加者の強い意見が新しいアイデアの自由な流れを阻害するような場合がその例です。リバース手法は、高度な分析力を持ったチームに対しても有効です。
問題解決のプロセスを反転させて原因に焦点を当てたり、問題を悪化させうる要因を検討することで、解決策をより簡単に特定できるようになります。人間にとっては、解決策を考え出すよりも、問題を特定する方がはるかに簡単なのです。この逆転の発想によって、学期的な解決策を導き出すことができます。
リバース手法テンプレートを使ってみましょう。
Miro のブレインストーミングツールでは、テンプレートを使ってすぐにリバース手法を実践することができます。下記の3つのステップを通してチームでリバース手法を開催しましょう。
ステップ 1:テンプレートを開いて、リバース手法の準備をしましょう。まずは、問題の特定から始めます。
ステップ 2:ブレインストーミングに参加するメンバーを招待します。作業を開始する前に、必ず参加者に手順を説明ておきましょう。
ステップ 3:テンプレートを使って、チームとリバース手法を実践しましょう。
Miro にはリバース手法テンプレートの他にもブレインストーミングに役立つ図をご利用いただくことが可能です。さまざまなブレインストーミング手法を試して、多角的なアイデア出しを楽しみましょう!
このテンプレートで作業を開始する
付箋パックテンプレート
活躍するシチュエーション:
Brainstorming, Meetings, Workshops
付箋は、バーチャル、ハイブリッド、対面式のブレインストーミングセッションでよく使われる機能です。参加者は、付箋によってアイデアの提供、分類、投票など様々なことが可能になります。付箋パックテンプレートを活用して、参加者の付箋をグループごとにカスタマイズしましょう。付箋の色でグループを分けたり、アイデアを色分けするなど、様々な分類が可能になります。付箋パックテンプレートを使用することで、ニーズに合ったブレインストーミングを目標に沿って実施することができます。
投票ゲームテンプレート
活躍するシチュエーション:
ワークショップ, ミーティング, マーケティング
あなたがソーシャルメディアマネージャー、デザイナー、写真が好きなら、Instagram で投票ゲームを見たことがあるかもしれません。このゲームの準備は簡単です。「リンゴ or オレンジ」や「犬派 or 猫派」など、二者択一の質問を列挙するだけです。Instagram ユーザーは、それぞれの質問で好きな方に丸をつけて選択します。すべての質問に回答したら、フォロワーと共有します。この投票ゲームは Instagram で流行りましたが、他のソーシャルメディアプラットフォームや、ウェブサイトやブログでも使用することができます。
プロセスマップテンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, プロダクト管理, マッピング
プロセスマップを使用すると、チームが実施した計画やアプローチを評価、記録し、戦略を立てることができます。これは、障害を排除、または防止するのに役立つツールです。段階的に整理できるプロセスマップを使用すれば、プロセスやシステムを分類し、プロセスの各段階の成果物やアクションアイテムを記録することができます。プロジェクトのあらゆる段階の目標、活動、成果物を細分化することで、進捗状況を把握しているか、または効果的に問題解決に取り組んでいるかどうか理解することができます。
メリット・デメリットリストテンプレート
活躍するシチュエーション:
Decision Making, Documentation, Strategic Planning
メリット・デメリットリストは、シンプルでありながらパワフルな意思決定ツールで、議論の両面を理解するのに役立ちます。メリットに関しては、特定の意思決定や行動を行うことを支持する意見としてリストに記載します。デメリットに関しては、それに反対する意見としてリストに記載します。議論の両面を詳細に記載したリストを作成することで、意思決定が影響を及ぼす可能性を簡単に見える化することができます。メリット・デメリットリストをもっと客観的に作成するには、その他のことに対してメリット、デメリットをそれぞれ比較検討すると良いでしょう。その後、自信を持って意思決定を提示し、それが正しい理由について強く主張することができます。
会議のふりかえり用テンプレート
活躍するシチュエーション:
チームミーティング, ブレインストーミング
多忙なスケジュールになると、「実践による学習」が、デフォルトの学習方法になります。そのため、チームは、ふりかえりや聞き取りといった他の重要な方法によって学習する時間を作ります。「学習者」(チームの残りの他のメンバーと共有するチームメンバー)が主導する会議のふりかえりを使用すれば、チームメンバーはクライアントのビジネスや内部事業計画に関する新しい情報を共有し合うことができます。さらに、問題の解決手段を模索して、その解決手段の発見の参考になるであろう本やポッドキャストを他のメンバーと共有することもできるようになります。会議でのふりかえりは、異なる知識レベルにいるチームメンバーが、お互いの長所や専門知識を共有し高め合う機会として非常に役立ちます。
逆向き解決法用テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Strategic Planning, Product Management
Amazon は、顧客中心主義を賞賛するという重要な原則に基づいて、逆向き解決法を開発しました。逆向き解決法は、詳細なローロードマップがない製品について考えるためのフレームワークです。プロダクトチームは、お客様の思い描くイメージから製品の発売まで、真に役立つ方法で逆向きに取り組んでいきます。この方法では、新製品や新機能のアイデアを思い付いたメンバーが、その目的をできるだけ明確にする必要があります。アイデアに関するプレゼンテーションで組織のリーダーの賛同を得ることができれば、次のステップとして製品や機能の発売に必要なもののマッピングをチームで行いましょう。