ドット投票用テンプレート
効率的に項目に優先順位を付け、グループ全体で意思決定を行いましょう。ドット投票用テンプレートを使用すれば、チームは簡単に合意を交わすことができます。
ドット投票用テンプレートについて
ドット投票(別名「付箋投票」、「ドットモクラシー(dotmocracy)」または「ドットによる投票」)は、チームが意思決定を改善し、全員の発言を聞いて、考慮していることを確認するのに役立ちます。またドット投票手法は、さまざまなオプションが提示されたとき、チームが実行するアクションの優先順位を決める場合に最適なツールです。
ドット投票用テンプレートの詳細については引き続き以下をお読みください。
ドット投票とは
ドット投票は、デフォルトの「一配分」または「一票」ルールとは異なります。その代わりに、グループの各メンバーは、記入できる限り多くの投票(または「ポイント」)を提示することができます。こうした投票では、一つのアイデアに投票するか、複数のアイデア間で分けて投票することができます。目標は素早く合意に達することなので、すべての投票を平等に考慮します。
ドット投票は、アンケートや投票手法と考え、チームが最優先と考えるアイデアやタスクを理解します。選択するオプションの横にあるドットを投稿することで投票します。
チームの全員が、順番にではなく、同時に投票をする必要があります。これにより、最も影響力のあるチームメンバーの意見ではなく、グループの優先順位を明らかにすることができます。
ドット投票ファシリテーターやチームマネージャーが、時間制限付き投票セッション終了時に最終投票数を数えます。選択されたアイデアを提示し、ドット投票の最多数を確認して、優先順位を付けます。
ドット投票用テンプレートの活用方法
プロダクトチームや UX デザインチームの多くが、タスクの優先順位付けや、リスクの高いプロジェクトの方向性の合意にドット投票テンプレートを使用しています。また、他のチームも、特にプロジェクトで意見の一致が必要な場合、ドット投票手法を使用すると便利です。
ドット投票セッションを開催するには、このドット投票テンプレートをコピーし、新しいボードで使用するか、他の既存の Miro ボードに追加することができます。
まず、Ctrl+A/Cmd+A のショートカットを使用して、ボード上のすべての要素を選択します。次に、Ctrl+C(コピー)と Ctrl+V(貼り付け)を使用して、自分の使用したい Miro のボード(または任意の Miro ボードの要素)にコピーして、貼り付けることができます。
ドット投票手法の適用方法
プロダクトチームと UX チームは、スプリントふりかえり時にドット投票を使用します。この手法を用いる際に、誤った結果や混乱を招く結果が生じやすいので、この手法が全員にとって公平で有益なものとなるよう、いくつのヒントを心に留めておくことをお勧めします。
「グループ思考」を避ける ドット投票者は、最も人気のあるアイテムにドットを追加しなければならないというプレッシャーを感じる必要はありません。その代わりに、自分が優先する価値があると思うものに責任を持つ必要があります。
最多承認数だけでなく、「最少反対数」も確認する グループで最も容認度が高いオプションは、承認ドットの投票数が最も多く、反対ドットの投票数が最も少ないものです(ネガティブな投票を表すのは赤など、色分けすることができます)。
紛らわしいオプションは避ける こうしたオプションを早く見つけましょう。理想的には、特定のアイデアとよく似た紛らわしいアイデアを一つのオプションに組み合わせることです。例えば、フルーツバスケットと 6 種類のクッキーのいずれかを選択する代わりに、オプションをフルーツバスケットまたはクッキーに変えることができます。
できるだけオプション数を減らす チームや投票者が圧倒されないよう、投票前にオプションの監査を行います。
事前に予想されるものを明確にする 投票の目的や基準は何ですか?ドット投票前に全員が把握していることを確認します。
ドット投票の作成
ドット投票を作成するのは簡単です。Miro のホワイトボードは、その作成や共有に非常に便利なツールです。まずドット投票用テンプレートを選択しましょう。その後、以下の手順に従って作成します。
1. 投票目標について明確にする
投票の理由やその結果の使用目的についてチームに知らせます。全員に平等の投票数があることをチームに確認させます。通常のドット投票セッションでは常に全員に複数の投票数があることを覚えておいてください。
2. 投票基準や制約についてチームに伝える
投票は、発売する製品機能の決定を目的として行われる予定ですか?その場合、開発者は、実行可能性を基準として考え、デザイナーは、ユーザーへの影響を基準に投票します。「適用方法」のセクションに記載されたベストプラクティスを再考し、アイデアが投票する基準に合っていることを確認します。
3. チームとして投票します
この機能を使って、全員に声を出さずに投票する機会を提供することができます。会話は、全員が投票を終えた後に再開します。静かな投票時間中に誰も互いに影響し合うことなく、特定の方法に従って投票します。
4. 結果を計算する
マネージャーやグループファシリテーターは、チームが投票した後に投票数を数えます。チームとして、最も高い評価を得たアイデアやソリューションが選ばれた理由について議論し、次のステップをマッピングすることができます。
5. オプションを絞り込み、必要に応じて再投票する
2 つのアイデアの投票数が同点だったことに気づきましたか?まだ、選択肢が多過ぎると思いませんか?明確な勝者を再確立するには、同じ投票数を分配して、上位オプションを再度絞り込むことで、再投票することができます。
ドット投票のやり方を教えてください。
ボード上に選択すべき、あるいは優先順位をつけるべきすべての選択肢を並べたら、各チームメンバーが何票を持つか計算します。各人の点数は、ボード上の選択肢の合計の25%に相当するのが良い方法です。そして、投票のルールを決めます。その後、タイマーをセットし、投票するように指示しましょう。最後に、投票数を数え、投票セッションの結果について、例えば、多数決で何を優先させるかなどをチーム内で話し合って、セッションを終了します。
ドット投票用テンプレートは無料で利用できますか?
Miro では無料のテンプレートを使用して、いつでもドット投票を実施することができます。無料アカウント作成の時にクレジットカードを登録する必要もありません。チームでの優先順位決めやアイデアの選択に Miro のドット投票用テンプレートを使用しましょう。
ワークショップと会議の活性化テンプレート
活躍するシチュエーション:
Icebreakers, Meetings
ワークショップと会議の活性化テンプレートを活用すれば、あらゆるオンラインセッションの参加者に活力を与えることができます。
パーキングロットマトリクステンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト管理, アイデア出し, ミーティング
創造的なエネルギーが溢れるワークショップや会議では、多くの新しいアイデアが生まれます。しかしながら、そのすべてが主題に沿い、実現可能というわけではありません。そのようなアイデアはパーキングロットマトリクスに入れておきましょう。このツールは、有望だがリサーチや議論が必要なアイデアと、最高のアイデアを分けるためのシンプルで効果的なツールです。このテンプレートを使用すれば、独自のパーキングロットマトリクスを簡単に作ることができます。パーキングロットマトリクスは、長時間の会議(そして、話が脱線しがちなチームメイトがいる場合)に特に有効です。
アイスブレイカーテンプレート
活躍するシチュエーション:
Icebreakers
ゲストを安心させ、親近感を抱かせることほど素晴らしい会議やワークショップの始め方はありません。これにより、場の雰囲気は和み、彼らの参加意識を高めることができます。アイスブレーカーが作るのはシンプルな人同士のつながりです。リモートでの集まりや、新しいチームメンバーとの顔合わせを素晴らしいものにしてくれます。アイスブレーカーの質問は様々です。例えば、自分を一言で表す質問は、次のようになります。赤ちゃんのころの写真を共有してください。また、もしあなたが動物なら何になりたいか、などとなります。
ウォームアップとウェイクアップ テンプレート
活躍するシチュエーション:
Icebreakers, Team Meetings
ワークショップや会議の始めにこれら 5 つのウォームアップ エクササイズを行って、参加者を活性化させましょう。セッション中に参加者が飽きてしまうことは 2 度とありません。
帆船テンプレート
活躍するシチュエーション:
Agile Methodology, Meetings, Retrospectives
帆船のふりかえりを使えば、チームはあまりプレッシャーを感じることなく、プロジェクトへの対応をふりかえることができます。リスク(岩礁)、遅延(投錨)、チームによる支援(追い風)、目標(目的地)を定義することで、次のスプリントに向けて、うまくいっていること、改善すべきことを整理することができます。帆船の運行に例えてチームの動的な側面にアプローチすることで、遅延要因や目標達成を後押しする要因が明確になり、目的地のイメージが共有できるようになります。
カンバン フレームワーク テンプレート
活躍するシチュエーション:
カンバンボード, アジャイル手法, アジャイル ワークフロー
プロセスの最適化、フローの改善、顧客に提供する価値の向上が、カンバン方式によって実現できます。カンバンは、一連のリーンの考え方と実践(1950年代にトヨタ自動車の社員によって考案)に基づいており、無駄を省き、その他の多くの問題に対処し、問題を協力して解決することができます。シンプルなカンバンテンプレートを使って、すべての作業の進捗状況を綿密に監視すると同時に、自分自身や複数部門の同僚に作業を提示し、ソフトウェアの舞台裏を見える化することができます。