逆向き解決法用テンプレート
新製品の作成や新機能の構築に価値があるかどうかを判断しましょう。
逆向き解決法用テンプレートについて
逆向き解決法は、お客様中心主義を賞賛するというリーダーシップの原則に基づいて、Amazon が開発したものです。この方法では、新製品や新機能のアイデアを思い付いたメンバーが、その目的をできるだけ明確にする必要があります。
またこのモデルでは、社内でそのアイデアを伝えるために、チームに客観的な資料を作成するよう求めています。アイデアに関するプレゼンテーションで組織のリーダーの賛同を得ることができれば、次のステップとして製品や機能の発売に必要なもののマッピングをチームで行いましょう。
逆向き解決法の詳細については引き続き以下をお読みください。
逆向き解決法とは
逆向き解決法は、詳細なローロードマップがない製品について考えるためのフレームワークです。プロダクトチームは、お客様の思い描くイメージから製品の発売まで、真に役立つ方法で逆向きに取り組んでいきます。
この逆向き解決法の資料は、製品や機能の発売を想定するブログの投稿からプレスリリースまで、まるで今起こっているかのように、さまざまな形式で作成することができます。
資料には以下を記載するのが理想的です。
対象のお客様
お客様のチャンスや課題
お客様の最も重要なメリット
お客様のニーズや希望
顧客の製品やサービスに対する体験の理想像
この資料を実際に繰り返し活用するチームのリソースとして取り入れましょう。例えば、Amazon では、20 ~ 30 回資料を改定することは珍しいことではありません。「1 日目」の考え方は、お客様に初めて新しいものを作成するので、エンタープライズレベルの企業でもベンチャー企業のように考えるのに役立ちます。
逆向き解決法の活用方法
逆向き解決法を使用することで、プロダクトチームはまずお客様のペインポイントを解決し、その後、製品の作成を促すことができます。
新しい製品や機能のアイデアに時間を費やす価値があるかどうかチームが判断できない場合、逆向き解決法を使ってアイデアを検証することができます。また、このフレームワークは、思考を実行するのではなく、期待される結果に移行するように設計されています。
このフレームワークは、集中してお客様中心に物事を見て、実際に何かを作る前に、分かりやすい言葉で伝えるのに役立ちます。
逆向き解決法のフレームワークの作り方
逆向き解決法のフレームワークを作成するのは簡単です。Miro のホワイトボードツールは、この作成や共有に最適なキャンバスです。まず逆向き解決法用テンプレートを選択しましょう。その後、以下の手順に従って作成することができます。
まずチャレンジステートメントから始めましょう。お客様の理解や作成した資料に基づくと、お客様が対処するべき課題(または機会)はどんなことですか?
理想的な未来像を明確にしましょう。新製品や新しい体験を実現するために新しいビジネスモデルや構造に必要なものについてチームと話し合いましょう。正解はないので、必要に応じてできるだけ多くの付箋を自由に使用して、可能性を見極めます。
理想的な未来像から現在までに実行する行動をマッピングしましょう。そこにたどり着くのにどれくらいの期間が必要ですか?この段階では、チームがその新製品や機能を実現するために必要なリソース、プロセス、システム、導入、サポートについて現実的な会話をすることができます。
次のステップを計画しましょう。理想的な未来像にたどり着くために必要なステップを把握すれば、タスクのバックログの作成を始めることができます。各タスクを優先順位付けし、チームメンバーに責任を割り当てることができます。
個別グループテンプレート
活躍するシチュエーション:
Education, Team Meetings, Workshops
個別グループで会議を行えば、大人数が集まる会議と比べてチームメンバーが率直な会話を交わし、より親密に連携する素晴らしい機会となります。大規模なグループ設定では、発言しづらいと感じる人もいるかもしれません。個別グループの場合、参加者は安心してアイデアを共有することができます。個別グループはより親密なので、参加者はただその場にいるだけではなく、積極的に会議に臨めるようになります。
RICE 優先順位付けテンプレート
活躍するシチュエーション:
優先順位付け, 戦略プランニング, プロジェクト管理
製品ロードマップを作成する際、道に迷ってしまうことがよくあります。RICE とは、Reach(リーチ)、Impact(インパクト)、Confidence(信頼度)、Effort(労力)の略語で、アイデアの評価と優先順位付けを行うのに役立ちます。顧客を喜ばせる新しいアイデアをブレインストーミングするというのはやりがいのある仕事ですが、過度な期待が伴うものです。チームは、過度な期待に気づかないまま、最も魅力的なアイデアに飛びついてしまうものです。RICE フレームワークを活用することで、各プロジェクトの可能性を慎重に検討し、その実現可能性を評価することができます。
製品ロードマップテンプレート
活躍するシチュエーション:
プロダクト管理, ロードマップ
製品ロードマップは、製品の今後のビジョンや進捗状況の共有に役立ちます。これは、戦略や優先順位に関して、管理者層、エンジニアリング、マーケティング、カスタマーサクセス、営業などのチームや重要な関係各所との認識を合わせるのに適した重要な資産です。製品ロードマップを使用することにより、今後のプロジェクト管理方法についての情報共有や、新しい機能や製品目標の詳細、新製品のライフサイクルの説明を行うことができます。製品ロードマップは、ニーズに合わせて自由にカスタマイズできるフレームワークですが、通常、開発する製品や、開発時期、各プロセスの担当者や関係者に関する情報が含まれます。
バイヤーペルソナテンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケティング, デスクリサーチ, ユーザーエクスペリエンス
製品やサービスを購入し、愛用してくれるユーザーグループのような理想的な顧客がいます。しかし、その理想的な顧客にたどり着くには、チームや会社全体がその人物と連携する必要があります。バイヤーペルソナは、シンプルですが創造的な方法でこれを行います。現在の顧客や見込み客を半分架空の存在として表現することによって、製品の提供を形にし、「悪影響を与えるもの」を取り除き、成功に向けてマーケティング戦略をカスタマイズすることができます。
GTM 戦略テンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケティング, デスクリサーチ, 戦略プランニング
どれだけ革新的な新製品であっても、見込み客の注目を集められなければ軌道に乗ることはありません。そこで登場するのが GTM 戦略です。GTM は、ビジネスプラン、ターゲット層、マーケティングアプローチ、販売戦略などに関するすべてのリサーチ、インサイト、データを一元化した単一リソースです。GTM は、成長速度が速く、即決と完全な同調性が必要なスタートアップ企業で特に力を発揮します。