ブルズアイ図テンプレート
アイテムを異なる重要度や緊急度のマトリクスに分類し、より適切な決定を下せるようにしましょう。
ブルズアイ図テンプレートについて
意思決定をする際、チームが優先する事柄を判断するのに苦労することがあります。一か八かの決断を下すような場合には特にそうなります。ToDo リストにあるタスクの全てが、運命の分かれ道となるプロジェクトであるかのように感じるのです。タスクに優先順位をつけられずにいると、チームメンバーが行き詰まりを感じたり、会議の効率が悪くなったり、士気が低下したりすることさえあります。
ブルズアイ図の詳細については引き続き以下をお読みください。
ブルズアイ図とは
ブルズアイ図は、チームが意思決定をする前に優先順位を明確にするためのシンプルなツールです。その名の通り、このダイアグラムはブルズアイ、つまり標的となる中心円のような形状をしています。最も内側にある円には最優先事項のものが置かれ、真ん中の円には優先度が中程度のもの、外側の大きな円には優先度が低いものが置かれます。
ブルズアイ図の長所は、行き詰まる可能性を排除することです。リストにある全てのタスクが最優先事項であるかのように感じると、チームは意思決定を簡単には下せなくなり、勢いがなくなってしまうのです。タスクに圧倒されて、チームは前に進めなくなります。しかし、ブルズアイ図があれば、そのデザインのおかげで問題点が解決されます。優先順位の高い項目を中心にある最小の円に分類すると、他の事柄に対する優先順位が強制的に低くなります。そのおかげでチームは、ずらりと並んだ最優先事項リストに圧倒されることがなくなるのです。
ブルズアイ図の活用方法
優先順位を確立し、重要な意思決定をし、プロセスについて理解し、チームと一緒に障害を取り除く必要がある場合には、ブルズアイ図を使用しましょう。チームで重要な意思決定をする際に、行き詰まることが多々あると思います。しかし、Miro のブルズアイ図を使用すれば、簡単に決定内容の細分化ができ、重要度や緊急度に応じてタスクを図に組み込むことができます。
ブルズアイ図を作成する
ホワイトボードにタスクを並べると、チームはブルズアイ図に追加された新しいタスクに関連する情報を素早く移動させることができます。ブルズアイ図のタスクに優先順位を付けた後は、必要に応じて整理したり並び替えたりすることができます。この図があれば、チームは関係性やカテゴリーを確認することができ、優先順位を考え直すこともできるのです。ブルズアイ図は、プロジェクトの優先順位を明確にするのに役立つわかりやすい図です。
ブルズアイ図を作成するのは簡単です。Miro のホワイトボードツールは、この作成や共有に最適なキャンバスです。まず ブルズアイ図テンプレートを選択しましょう。その後、以下の手順に従って作成します。
目標を立てます。
ブルズアイ図に記入する前に、チームは共通の目標を立てると良いでしょう。意思決定をしようとしているのですか?試練を乗り越えているのですか?優先順位をチーム内で調整する前に、目標をはっきりさせましょう。
タスクのリストを作成します。
目標を達成するのに必要なタスクをすべて考えてみましょう。順序は気にしなくても構いません。この段階では、タイムラインや優先順位付けは関係ありません。タスクを書き出すことだけに焦点を当てましょう。チームと一緒にブルズアイ図を作成している場合は、数分の時間をとって、それぞれのメンバーに自分のリストを作ってもらうと有益です。それから、タスクをマスターリストにまとめましょう。
最大の円に記入します。
優先順位の高いタスクについて判断することから始めると、行き詰まってしまうことがあります。その代わり、ブルズアイ図の最大の円に記入して、ハードルの低い事柄に焦点を当てましょう。タスクのリストを参照してください。目標を達成するのに不要なものはありますか?タスクの中に、「必要なもの」ではなく「なくても支障のないもの」はありませんか?グループとして話し合う前に、数分間の時間をとって、チームメンバーに優先順位の低い事項についてよく考えてもらいましょう。
真ん中の円に記入します。
次に、優先順位が中程度のタスクを考えてみましょう。これらの項目は、すぐに取り掛かる必要はありませんが、目標を達成するために重要なものです。優先順位が中程度の円は、優先順位の低い円よりも少し小さいため、タスクを絞り込むのがより難しくなります。チームメンバーと話し合って、意見を一致させましょう。
最小の円に記入します。
さあ、ミッションクリティカルな優先順位を確立させる時が来ました。これは最小の円なので、たくさんの事項を収めることはできません。タスクのリストを参照してください。優先順位の高いタスクを必要条件として考えてみましょう。つまり、
プロジェクトを完了するために、絶対に達成しなければならないタスクのことです。プロジェクトに不可欠なタスクはどれですか?チームメンバーと話し合って、タスクを完了し、目標を達成しましょう!
このテンプレートで作業を開始する
個別グループテンプレート
活躍するシチュエーション:
Education, Team Meetings, Workshops
個別グループで会議を行えば、大人数が集まる会議と比べてチームメンバーが率直な会話を交わし、より親密に連携する素晴らしい機会となります。大規模なグループ設定では、発言しづらいと感じる人もいるかもしれません。個別グループの場合、参加者は安心してアイデアを共有することができます。個別グループはより親密なので、参加者はただその場にいるだけではなく、積極的に会議に臨めるようになります。
3x3 優先順位付けテンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 戦略プランニング, 優先順位付け
大切なのは、タスクやアイデアを検討し、それを実行するために必要となる努力や、影響が及ぼされる程度(低、中、高にランク付け)について素早く判断することです。3x3 優先順位付けマトリクスは、まさにその大切なことを行います。クイックウィンや大規模プロジェクト、通常タスク、そして時間の浪費となるタスクを優先付けし、特定します。9 つのバケット領域をもつ 3x3 優先順位付けメソッドは、2x2 優先順位付けマトリクス(またはリーン優先順位付けメソッド)よりも、やや詳細な情報を提供します。3x3 優先順位付けマトリクスを作成するのは簡単です。作成したマトリクスを利用して、貴重なリソースを使って取り組むべき活動やアイデアを見極めましょう。
チーム会議アジェンダテンプレート
活躍するシチュエーション:
チームミーティング, ドキュメンテーション, ワークショップ
意思決定、優先順位の調整、方向性を共有するためには、チームの時間を作ることが重要です。チーム会議のアジェンダは、チームとの情報共有やコラボレーションが必要なときに、割り当てられた時間枠にスケジュールと構成を追加することができます。アジェンダは、目標、議題、アクションアイテム、次のステップの進行役を決定するようチームに促します。アジェンダに従って会議を円滑に進めることで、OKR による進捗状況の確認、最新情報の共有、障害に対する話し合い、アイデアのブレインストーミングが容易になります。
デイリースタンドアップミーティング用テンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, ミーティング, ソフトウェア開発
チーム全体が集まり、前日の確認をして、当日の作業について議論します。こうした毎日の会議は「スクラム」とも呼ばれ、簡単なものですが、障害の特定、各チームメンバーに発言の場の提供、コラボレーションの促進、進捗状況の把握、最終的にはチームの効果的な共同作業を実現することができるパワフルなものです。このテンプレートを使用すれば、スプリントチームのデイリースタンドアップを簡単に計画することができます。日付と時間を指定し、アジェンダを作成して、スプリント全体で同じフォーマットを使用して始めます。
同心円状図テンプレート
活躍するシチュエーション:
マッピングとダイアグラム作成, ダイアグラム作成
Miro のテンプレートを使って同心円図を作成しましょう。特定のコンセプト、システム、プロセスの構成要素を視覚化し、その階層と重要性を明確にすることに役立ちます。
アンゾフマトリクステンプレート
活躍するシチュエーション:
リーダーシップ, オペレーション, 戦略プランニング
ビジネスを持続的に成長させよう。スケーリングを続けよう。新しい市場で新しい機会を探そう。そこで顧客にリーチするクリエイティブな方法を新たに探そう。よくお使いのアプローチと似ていますか?それならば、このテンプレートがぴったり合うかもしれません。アンゾフマトリクス(別名、製品あるいは市場拡大グリッド)は、可能性のある成長戦略を、市場浸透戦略、新市場開拓戦略、新製品開発戦略、そして多角化戦略の 4 つに分類します。チームと一緒に各セクションに目を通すと、今後の選択肢や、それらに付随する潜在的なリスクや利益が明確に分かるようになります。