ブロック図テンプレート
Miro のブロック図を活用して、既存のシステムに関する理解を深め、新しいシステムの構築への道筋を見出しましょう。
ブロック図テンプレートについて
ブロック図は、システム内のオブジェクトをモデル化し、それらがどのように接続されているかを確認するためのツールです。複雑なシステムのモデリングに使われることが多いですが、多様な面で活躍します。Miro の作図ツールではテンプレートやスマートダイアグラム機能を使用して簡単にブロック図を作成することができます。
このページでは、ブロック図の詳細とブロック図テンプレートの使い方をご紹介します。
ブロック図とは?
ブロック図とは、システムを構成する各部分をブロックで表し、他の重要なオブジェクトと矢印でつないで表示する図解法であり、フローチャートと少し似ています。
この一見シンプルなデザインは、特に電気工学やソフトウェア設計など、非常に複雑なシステムに携わるエンジニアにとって非常に役立つものです。
ブロックと矢印だけでシステムのどの部分が入力を受け、どの部分が出力を出し、どのオブジェクトが他のオブジェクトに依存して機能するかを視覚的に示すことができます。また、システム内のどのプロセスが並行して動作しているかも確認することも可能です。
ブロック図のあらゆる工程において、オブジェクトの内部で何が起こっているかは重要ではありません。あくまで、ブロック図は、入力と出力の視覚化に重きを置いた図表です。
ブロック図のメリット
ブロック図は、制御システムの複雑な概要を把握するのに便利な方法です。プロセスの最も重要な部分を照らし出し、入力が出力になるまでの段階をモデル化するのに役立ちます。特に、複数のプロセスが並行して動作している場合に有効です。
ブロック図は、新しいシステムを計画したり、既存のシステムを理解し改善するためにも使用されます。主にエンジニアリングの分野で使用されますが、ワークフローやその他の非技術的なシステムの図式化でも活躍します。
ブロック図の作り方
まず、Miroアカウントにログインし、このページの「テンプレートを使用する」からテンプレートを展開からしましょう。次に、以下のステップに沿って、ブロック図の作成を開始しましょう。
ステップ1:図解するシステムを定義する
新しく構築したい制御システムや、改善したい既存のシステムなど、図解したいシステムの範囲と詳細を定義しましょう。
ブロック図のテンプレートはいつでも他のメンバーと共有することができ、スムーズなコラボレーションを実現することができます。Miro のオンラインホワイトボードは、いつでもどこでもアクセスし、共同作業を開始することができます。
ステップ2:重要な要素にブロックを追加する
何が「重要なオブジェクト」としてカウントされるかは、ステップ1で定義した内容に異なります。
例えば、レストランの厨房での調理の流れをブロック図で表現する場合、冷蔵庫を1つのブロックで表現することができますが、より高い機能を持つ冷蔵庫を開発したい場合、より多くのパーツに分ける方が有効的だと言えるでしょう。
Miroのドラッグ&ドロップのインターフェースは、必要なだけの幾何学的形状を簡単に追加することができます。システムの構成要素を分類するために、複数の種類の形状を使用しましょう。
ステップ3:ブロックにテキストを記入
各ブロックにテキストを追加し、各ブロックが何を表し、そのオブジェクトがシステムの中でどのような役割を担っているかが明確化しましょう。ソースやエンドユーザーなどを表すブロックも追加されていることを確認してください。
ステップ4:入力と出力の矢印を追加する
直接動作するオブジェクト同士をつなぐ矢印を追加しましょう。あるオブジェクトが他のオブジェクトと重なっている場合、接続線でその関係を表現します。サイクルを形成する場合は、両方向に伸びる接続選を追加します。
ステップ5:矢印にテキストを記入
ブロックと同じように、入力と出力のラベルにテキストを追加してください。これでブロック図は完成です。
図を拡大して詳細を追加する必要がある場合は、ブロックを移動し、その間に新しいブロックを追加してください。Miroを使えば、下書きの図や表を簡単に拡大したり、修正したりすることができます。
ブロック図の使用例
例えば、原料から一杯のお茶を生産するまでのシステムを図にしてみるとしましょう。
まず、鍋や瓶ではなく、コップを作るために必要なシステムを定義することにします。また、葉の栽培と加工は自分で行うが、水道と電気ケトルは市販のものを使用することにしたとしましょう。
これにより、どのブロックが必要になるかがわかります。投入するのは、茶葉と水です。プロセスには、茶葉の摘み取り、乾燥、包装の各工程と、釜やカップが含まれます。矢印は、葉を蒸留システムに、システムをカップにつなぎ、水はケトルからカップへと流れるというシステムです。
完全な図があれば、プロセスの非効率性(例えば、自分で育てるよりお茶を買う方が簡単)を特定することができます。
Miro では他のダイアグラム(図形)の例を多数ご利用いただくことができます。スマートダイアグラム機能やテンプレート、その他の作図ツールを使用して図形を Miro で作成しましょう。
ブロック図の主な使用目的は何ですか?
ブロック図の主な使用目的は、新しいシステムを構築するためのモデル化または既存のシステムを改良するためのモデル化です。また、システムとその様々な相互作用を視覚化するのにも役立ちます。
ブロック図の基本的な構成要素は何ですか?
ブロック図の基本構成要素には、ブロックと矢印があります。ブロックはシステム内のオブジェクト、矢印はこれらのオブジェクト間の関係を表現しています。
作成したブロック図は他の人と共有できますか?
Miro のブロック図テンプレートを使って作成したブロック図は、PDFや画像ファイルとしてダウンロード、または「共有ボタン」やボードのリンクを通して共有できます。プロジェクトやクライアントのニーズに合わせた方法でブロック図を共有しましょう。
このテンプレートで作業を開始する
ビジュアルストーリーマップテンプレート
活躍するシチュエーション:
マッピング, デスクリサーチ, マーケティング
ビジュアルストーリーマップは、定型化されたタスクリストと考えられることがありますが、タスク管理以上の力を発揮するツールです。ビジュアルトーリーマップを使用すれば、プロダクト管理に必要な様々な情報を視覚化することができるようになります。そうすることで、プロジェクトの全体像を把握でき、成功への道筋のイメージをより強く持つことができます。ビジュアルストーリーマップテンプレートを認識合わせや、プロジェクトに関するすべての情報やリソースをボード1つだけで管理できるようにしましょう。
予定表テンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト管理
Miro の予定表をテンプレートを使うことでタイムマネジメントを効率化することができます。プロジェクトの計画書の作成や毎日のタスクの整理でも、その使いやすいインターフェースでプロジェクトに合った使い方ができます。
ウェブサイト用フローチャートテンプレート
活躍するシチュエーション:
Flowcharts, Mapping, User Experience
サイトマップとしても知られるウェブサイト用フローチャートでは、現在または今後作成するウェブサイトの構造や他のページのマッピングができるようになります。また、フローチャートを使用すれば、チームは今後のコンテンツに関して把握している情報の差を明らかにすることができます。ウェブサイトを構築する際に、ウェブコンテンツに関連するキーワードに基づいて、各コンテンツがユーザーに正確な検索結果を提供できるようにする必要があります。プロダクトチーム、UX チーム、コンテンツチームは、フローチャートやサイトマップを使用して、ウェブサイトに含まれる内容をすべてを理解し、コンテンツの追加や再構築を計画して、ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
SAFe プログラムテンプレート
活躍するシチュエーション:
アジャイル手法, 図表作成, アジャイルワークフロー
アジャイルモデルは多くの組織で使用されています。すべてのアジャイル標準を厳密に順守していない企業でも、アジャイルツールやプログラムインクリメント(PI)プランニングのような手法を取り入れています。正式な PI セッションを採用していなくても、プログラムボードは、チームや関係者とのコミュニケーションを活発にすることができます。また、開発目標とビジネス目標を一致させ、依存関係を明確にし、部門横断的なコラボレーションも可能にします。プログラムボードは、計画セッションに必要な構造を提供し、ブレインストーミングや調整会議にも対応できるような適応性を持っています。
クリティカルパステンプレート
活躍するシチュエーション:
ダイアグラム作成, プロジェクト管理
プロジェクトのタイムスケジュールを可視化し、重要なタスクを特定しましょう。プロジェクト内のクリティカルパスをテンプレートを使ってチームと共有することで、優先度が設定しやすくなります。
レーダーチャートテンプレート
活躍するシチュエーション:
Business Management, Operations, Strategic Planning
Miro のレーダーチャートテンプレートを活用して、書き出したアイデアを重要度に応じて整理し、そのアイデアが問題解決に効果的な手段か検討しましょう。